2.根尾谷断層(濃尾地震)
 本巣市根尾水鳥 みどり Map
私の淡い記憶では、中学の社会科の時間に、濃尾地震・根尾谷断層と言う言葉を聞いた気がする。先の阪神淡路大震災では淡路島の野島断層と言うのが地表面に現れ、これを建物で覆って保存していると言う。ここ根尾谷断層も、同じように建物で覆われ、地震断層観察館と言うのが運営されている。\500。最初の写真は、当時の断層の様子。道路の右手に観察館は建てられていて、断層面を深く掘り下げ、地下で何がどうなったのかを詳しく見ることができる。
2枚目の写真は、ちょと目線は違うが、ほぼ同じ場所の道路左側の現在の様子である。

明治24年(1891)10月28日、午前6時38分、マグニチュード8.0
右手の山の斜面崩壊の跡も見られる。

この写真を見ただけでは、単なる斜面に過ぎない。
が、上の写真と照らし合わせると、これこそが、断層そのものであることが良く分かる。
おばあちゃんが畑仕事をしているのどかな風景だが。

観察館の中の様子。正面が北西側断面。

北西側断面の拡大写真

黄色に着目すると、上下に見事にずれたことが分かる。落差は最大6m。
断層は、そもそも横ずれ断層(2m)だったのだが、併せて上下にもずれた。
たぶん、左側が沈下したのだと思う。スパッと見事にずれている。

北東側断面。ちょうど、断層面を正面から見ていることになる。

南東側断面。当然、北西側断面とは対称配置となる。

根尾谷の北側には、見事な雪山