7.七里の渡し |
桑名市船馬町 |
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東海道桑名宿と対岸の宮宿(熱田神宮の直ぐ西側)とを結ぶ“七里の渡し”。その距離約28km。現在では、この区間には広大ないくつもの埋め立て地が広がっていてほとんどが陸地なのだが、当時は、木曽三川が延々と造り続けた無数の島が浮かぶ一大湿地帯だったと言う。また、橋などあるはずも無く、陸路と言っても、最短距離だと半分が島、半分が海と言う極めてややこしい状況なので、大きく北へ迂回するルートだったようである。それでも、木曽三川だけはどうしても渡しになる。そこで、考えられたのが“全区間の一気の渡し”である。私は、てっきり、櫓を漕ぐか、棹差す程度の渡しと漠然と思っていたが、ここに掲示されていた当時を描いた絵を見て、完璧に誤解していたことが判明。その実は、大きな帆掛け舟だったようである。 |

なんと、この鳥居は伊勢神宮の一の鳥居とのこと |

現状は、高い防波堤に囲まれていて、水面からの距離はかなりある。
とてものこと、当時の様子を想像するのは難しい。 |
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良く見ると、砂浜であることが分かる。鳥居も描かれている。
おそらく、舟待ちの間、旅人達は名物の焼きはまぐりを食したのであろう。 |
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