つい先日、TVで12日に四日市港で掃海母艦・うらがの一般公開があるとの情報がチラと流れた。この3連休も奈良には戻れないので、ヒマつぶしにはちょうどいい。空はバッチリ晴れているのだが、強風・寒風が吹き荒れる中、現地へと向かう。ちょうど1時間。いつもこの手の艦船を見て思うのだが、居住区に窓が無い。まるで、のっぺらぼうである。かろうじて、最上階の操舵室に小さな窓が並んでいるのみ。掃海艇と言う言葉は皆さんもTV等で聞いたことがあると思うが、掃海母艦とは、果たしてどういう役目を持っているのか、気になっていたので早速聞いてみる。実際に機雷等のいわゆる掃海作業をするのは掃海艇の役目。この掃海艇が作業しやすいように様々な支援を行い、司令艦として掃海作業の中心になるのが母艦の役目、とのこと。この寒さの中、多くの家族連れや、その筋の人達、及び見るからにマニアックな人達、結構な数が訪れていた。居住区の中の通路は狭く、階段は、ゆうに70度以上と思われるほどの傾斜で、ほとんど垂直梯子状態。一般商船との大きな違いである。この階段、踏み幅は10cm程しかない。登りは何とかなるのだが、下りが怖い。かかとがほんの少しひっかかる程度で、相当にビビル。かなりの人が登る時と同じ態勢で降りていた。その気持ち、良ーく分かります。何室かの寝室のドアが開けられていて、中が見えるのだが、2段ベッドの幅は、ざっと80cm程度。大柄な人なら、極く普通に仰向けに寝ると、片腕ははみ出てダラリと垂れ下がりそうなほど。そして、驚くことに、女性隊員が居た。ご苦労なこってす。でも、なんか恰好いいんですねー、これが。 |