1.矢切の渡し
 松戸市下矢切 〜 葛飾区柴又 Map
つれて逃げてよぉ・・・、ついておいでよぉ・・・♪♪
矢切の渡しは、江戸川を挟んで千葉県松戸市下矢切と東京都葛飾区柴又を結ぶ農民のための渡しでした。江戸時代初期の頃と言いますから、今から400年ほども前に始まったそうです。現在では観光渡しとして引き継がれているようです。10人も乗れば満員となるほどの小船ですが、なかなかいいもんですね。船外機は付いていますが、通常は若い船頭さんが昔ながらの竿と艪で漕ぐ素朴な渡しです。
船着き場は真正面にあるのでは無く、微妙な距離上流下流に離れています。下矢切からは、まず左岸沿いに上流に向かって竿で漕ぎ出し、頃合いを見計らって対岸に向けて艪をゆっくりゆっくり漕いで渡ります。柴又からの戻りは、一旦右岸沿いに下り、同じようにして下矢切へ向けてゆっくり漕いできます。この途中に、今やすっかり新東京名物となった東京スカイツリーとのコラボレーションが見られます。
正に、新と旧、好対照な両者が同じフレームに収まるのもいいもんですね。
あの、フーテンの寅さんも、きっと利用したんでしょうねぇ。なんせ、実家の直ぐ裏なんですから。