9.眼鏡橋 さすがにこの橋だけは観光の目玉なので、原型に忠実に復元されたようだ。
2連石アーチ Map
長崎市(中島川)
38.長崎公園庭園橋 長崎市上西山町19
Map
石門を潜ると、右手上が公園になっていて池がある。そこに2枚桁橋が架かっている。お寺の境内で良く見かけるようなさりげない桁橋である。その先にも一枚橋があるが、こちらは最近乗せ換えたような雰囲気がある。大したことはない。池の東はもう諏訪神社の西入口である。公園からさらに上に登って行くと東照宮があるが、大したことはない。
4.編笠橋
アーチ Map
長崎市(中島川)
1.鎮西橋 長崎市(中島川)
アーチ Map
中島川の石橋群は、いずれも先の長崎豪雨の際に壊されたり流されたりしたものだが、さすがは観光立地長崎、全てほぼ忠実に元の位置に復元されたようである。肥後の石橋との違いは、とにかく整然としておりきれいであること、壁石が平行積みであること、欄干が凝っていることである。架橋年代も違うのであろうが、所が変われば品も変わるものだ。こういう洗練された美しさも悪くないが、やはり肥後の素朴な石橋の方が私の性に合っているようだ。
中島川上流R34の鎮西橋から下って行く。
2.桃渓橋 ももたに
石アーチ Map
長崎市(中島川)
3.大井出橋
アーチ Map
長崎市(中島川)
残念ながら、私はこの橋の原型を見た記憶がない。おそらくもっと別な形状ではなかったかと思う。河川課あたりから苦情が出たのかもしれないが。
興醒めの感あり。それはともかく、石橋とみなして計上するものとする。
5.古町橋
アーチ Map
長崎市(中島川)
6.いちらん橋
アーチ Map
長崎市(中島川)
7.芋原橋 すすきはら
アーチ Map
長崎市(中島川)
11.大手橋
石アーチ Map
長崎市(西山川)
鎮西橋の直ぐ上流、ちょうど新大工町シーボルト通りの入り口に架かっている。
橋面は拡幅され側面にはパイプが通っていて見えにくい。川底から見ると向こうに鎮西橋が見えている。
8.東新橋
アーチ Map
長崎市(中島川)
10.袋橋
石アーチ Map
長崎市(中島川)
石橋としては最下流の橋である。
12.拱橋 こまねき
石アーチ Map
長崎市(西山川)西山2丁目-片淵4丁目
西山川沿いの道を上って行くと右手に長崎大学経済学部キャンパスがある。そこの正門前を流れる西山川に架かっているやや大きめの橋である。
歩行者用信号に切り替わるのが壊れているんじゃないかと思うほど長いのには閉口した。
13.高麗橋
石アーチ Map
長崎市(西山川)西山3丁目-片淵5丁目
西山ダム直下にある河川公園に移設されている橋である。
15.西山橋
石アーチ Map
長崎市西山4丁目
西山ダム湖の上端に流れ込む川に架かる無名橋である。ちょうど隣に東洋商会というのがある。
壁厚が大変厚くアーチが押しつぶされそうである。
16.中川橋
石アーチ Map
長崎市桜馬場2丁目-中川2丁目
シーボルト通りを登り切って蛍茶屋のやや下の所の鳴滝川に架かっている。
17.古橋
石アーチ Map
長崎市馬場2丁目-中川2丁目
中川橋の直ぐ上流に架かる大変古い橋である。最初のアーチ橋が架けられてから20年後に架け換えられたとか。かつての長崎街道はこの橋を通っていたと言うから重要な橋だったことが伺える。1654年架橋というからすごいもんだ。349年も経っていて、尚現役。おそらくシーボルトも龍馬も何回も渡ったことであろう。この辺りの川はいつぞやの集中豪雨で大災害を被った所であるが、川底も側壁も全てRCで囲まれていて、これでは降った水は一気に流れ下ったであろうと容易に想像できる。
18.一ノ瀬橋
石アーチ Map
長崎市本中川2丁目-河内1丁目
蛍茶屋車庫の直ぐ上流に架かっている。
これも側面をパイプが通っていてうるさい。
21.若宮神社下桁橋 長崎市伊良林2丁目11
Map
前回若宮神社に行った時は上から下ったのだったが、今回は下からアプローチしてみた。ところが下の道路が一方通行であったり、狭かったりでなかなか辿り着けない。何回かチャレンジしてやっとそれらしき所に辿り着いた。この神社は若宮稲荷神社と言うらしい。お稲荷さん特有の赤い鳥居が下から上にびっしり並んでいる。鳥居を潜って登って行った所に架かっている。
14.西山ダム河川公園石門
アーチ石門 Map
長崎市西山3丁目-4丁目
高麗橋の隣にある。どっしりとしていて凱旋門のようだ。アーチ部分の輪石に独特の意匠が施されている。JR鉄道トンネルに良く見られるものである。風格があって悪くない。丁寧な石積みである。
20.若宮神社参道橋
石アーチ Map
長崎市伊良林2丁目
風頭公園の東下、瓊浦高校の西下の鬱蒼と茂った樹木の中にある若宮神社の参道橋。小さいが、擬宝珠が8個もある。これは羅漢橋と同じ形式である。
19.本河内3号橋 R34日見トンネルの長崎側手前左手に架かっている。錆びた型鋼の手摺がついている。コカコーラの赤い自動販売機が目に付く。ほとんど輪石だけのかわいい橋であるが、かつての長崎街道の橋だそうである。昔はこの日見トンネルの上を峠越えしていたらしい。
石アーチ Map
長崎市本河内3丁目36
22.唐人屋敷土神堂の石橋
太鼓桁 Map
長崎市館内町16
新地から舘内町に登って行くちょうどかかりの所の右手にある唐人屋敷の中にある。たぶん最近復元されたものであろうが、擬宝珠の付いた重厚な凝った欄干、きれいな地肌、こじんまりとしているがみごとな桁橋である。
23.森橋
石アーチ Map
長崎市十人町-館内町
舘内町をゆっくりときょろきょろ眺め回しながら、さらに登る。幾筋か右手に伸びる脇道があるので、一つ一つチェックすると直ぐに分かった。正に舘内町と十人町の境に架かる橋である。小さくてきれいなアーチであるが、とにかくごちゃごちゃしている。
24.榮橋 25.森伊橋
太鼓桁 Map Map
長崎市館内町-稲田町 長崎市十人町-中新町-館内町-稲田町
いずれも森橋の直ぐ上流に架かる桁橋で、直ぐ隣どうしである。榮橋はほとんどが階段で占められ、森伊橋に至っては植木類が邪魔して本当に石橋なのか見当もつかない。ただ、どちらも親柱は健在できれいに字が読める。それにしても、このごちゃごちゃ感はどうであろう。車道から一歩踏み込めばもう歩くしかない狭い坂道・階段道。家の間取りはどうなっているのか、各部屋はどの程度の大きさなのか、想像することもできない。その狭い道を年取ったご婦人が買い物を入れた車付き籠を引っ張りながら坂をゆっくりゆっくり登る。階段の所に来たらそれに腰掛けてしばし休憩、涼をとっているようだ。
26.唐人屋敷観音堂石門 27.唐人屋敷観音堂桁橋
アーチ石門 / 太鼓桁 Map 長崎市館内町
新地の南の公園から舘内町の唐人屋敷通りをって行く。右手に土神堂を見てさらに100mほど登った左手細道の奥に観音堂がある。その入り口にきれいなアーチ門がある。継ぎ目には真っ白な漆喰が塗り込められている。境内に入るとわざわざ右手から階段を登って行って、L型に左に折れて桁橋を越えてお堂に達するようになっている。石門から真っ直ぐ行けばいいような気がするが。何か建物が邪魔していたのかもしれない。
29.キャピタン橋
石アーチ Map
長崎市出島町
出島の庭園の中にある。こういう場所で見ると何となく異国情緒が漂う感じだ。平間の両橋・諫早の眼鏡橋と似た欄干を持っている。
30.出島和蘭商館跡オランダ石門
アーチ石門 Map
長崎市出島町
前回来た時にこの門を潜っているのだが、全く意識が無かったので気が付かなかった。こちらは漆喰も無く、アーチ式輪石の典型を見るようだ。
31.平野町階段橋 長崎市平野町22
レンガアーチ Map
R206を中心部から北へ向かう。長崎大学医学部付属病院へ向けて右折し、病院の前を走る道路を見当を付けて北に向かうと、坂が始まる所に山手から一筋の小川が流れている。流れはほとんど無い。その坂の左手下にレンガ造りの階段が見える。階段の上部は建物基礎部の石壁で止まっている。階段はよれよれ。こういう形で今も残っているのが不思議である。
32.三原町2号橋
石アーチ Map
長崎市三原1丁目13
浦上天主堂の前を通り過ぎて700mほどで右折、ゆるやかな坂道を登って行く。登立口バス停から右下へ下り切った所に架かっている。細長く幅の狭い輪石をびっしり並べたという感じの小さな橋である。覗き込んで確認。狭い。
34.あぐりの丘2号橋
石アーチ Map
長崎市相川町
ミニテーマパーク風の施設の一番海側に池があり、その先端になぜか石橋が架かっている。バックは五島灘で展望はすばらしい。池のほとりでデイパックから資料を取り出そうとがさごそしていると、下からカモがゲコゲコいいながら斜面を這い上って来て、なにやら物欲しげにこちらを見ている。残念ながら何も餌らしき物を持っていなかったのでちょとかわいそうだった。
35.河平橋
石アーチ Map
長崎市茂木町
市内の思案橋を抜けて茂木への道R324を峠越えする。下って行って河平バス停から鋭角に左折。非常に急なRCデコボコ舗装のZ道を下って下の旧道に左折、少し登った所に架かっている。下流側から大きな羊歯やくもの巣を払いのけて向こう側の建物の石垣によじ登ると良く見える。逆U字状の緻密な石組みである。そのまま旧道を登って行くとやがてR324に出られる。
下大野橋
石アーチ Map
長崎市船石町 ⇒ 長崎市古賀町・船石町で計上
多比良港からR251R57を通り、諫早を過ぎてR34に入り長崎市方面に向かう。ICを過ぎて、古賀地区を抜けようとする下り坂の途中に、木場方面1kmの標識がある交差点を左折。下って登って高速の下を道なりに進み、右千束野方面へ橋を渡ってさらに登って行く。左運動公園の標識がある所(右手には船石ポンプ場)を左折、下った所に架かっている。輪石が壁石より少し飛び出しているように見える。
28.孔子廟碧水橋 長崎市大浦町10
石アーチ Map
今まで何回か近くを通りながらも入場料が馬鹿らしくて入らなかったのだが、とうとう意を決して入った。525円は正直言って馬鹿高いと思う入って直ぐ右手の池に架かっている。白亜の大理石で造られた真っ白い橋である。いかにも中国風である。奥の博物館入口にも似たような橋が架けられている。
33.山口橋
石アーチ Map
長崎市虹が丘町-岩屋町
R206を北へ向かう。道の尾の大きな分岐点を過ぎて直ぐに左折。道なりに長崎工業高校の横を通り過ぎて登って行き、直線が終わる所の左手に狭い旧道が続く。そこを入って直ぐの所に架かっている。渡って左側から強引に川底に降りるとほとんど水は流れていない。逆U字に近い形のしっかりした造りである。
36.聖福寺石門 長崎市玉園町
アーチ石門 Map
長崎駅前のNHK長崎から坂を登って諏訪神社方面に向かう。やや先に福済寺があり、上がり口に勝海舟寓居の跡の石碑が建っている。さらに先に聖福寺がある。坂道を登って行くとびっくりするような特異な雰囲気を持った門がある。獅子の面であろうか、にらみつけられるような異様な雰囲気である。それを潜ってさらに上に。右手に赤い壁があり、そこにアーチ石門が埋め込まれている。中央に“界蔵華”のレリーフ。赤い壁とは、これも異様である。
37.長崎公園石門
石門 Map
長崎市上西山町19
諏訪神社の西隣が長崎公園である。公園入口というかここは立山に抜ける急坂市道の入口である。公園に入り坂を登って行くと直ぐに、アーチではないが屋根を頂いた独特の形状の石門がある。レリーフ文字は無いが紋(葵紋?)が刻まれている。全体の意匠が見事である。これはその上の方にある東照宮の石門なのであろうか、この辺が定かではない。葵紋だとすればそうかもしれない。門柱に書いてあったかもしれない。
39.清水寺石門
アーチ石門 Map
長崎市鍛冶屋町
電停正覚寺下から左山手に登る。(この後、寺町界隈までは一方通行に悩まされる)直ぐに八坂神社、そのさらに東隣に清水寺。長い階段の一番上の方にアーチ門が見えている。半分から上は蔦がびっしりとからみついている。ただし、レリーフ部分だけ取り除かれている。基本的には観音寺石門と同種である。レリーフ文字は、残念ながら私には判読する力が無い。裏には紋が刻まれているが、これも何やら判別不能である。説明書きでもあればいいのだが、無さそうであった。
40.大音寺開山碑前石門 長崎市鍛冶屋町
アーチ石門
崇福寺・大光寺とざっとチェックしながら北へ向かう。ちょうどランタンフェスタが始まった初日で、崇福寺では入口の両脇に大きな造り物が置いてあった。昼間見てもきれいである。
大音寺は山門が工事中であったが、そこを潜って上に抜けると、参道両脇には広大な墓地が広がっている。その左側にはアーチ石門、右側にはレンガ門がある。アーチ石門は開山碑の入口門として建てられている。これ以外の墓所にある門はほぼ皆同じ形状で四角である。アーチ石門の奥には奇妙な動物(亀??)の像があってその上に平べったい大きな石碑が乗っている。この門にもレリーフ文字があって、どうやら左から読むと“碧空”あるいは“碧宮”ではないかと思われるが、右から読むとすればどうであろう。
実にきれいなアーチである。加工し易い石なのであろう。
41.大音寺右墓地レンガ門 長崎市鍛冶屋町
レンガアーチ門 Map
右手のレンガアーチは、薄いレンガを丹念に積み上げ漆喰で固められている。なかなか凝った造りで、一番上には瓦屋根が乗っている。しかもこれがアーチに合わせてカーブしているからすごい。とにかく見事という他は無い。レンガ製のアーチ門は初めてであり、いい勉強になった。
42.大音寺門前橋 長崎市鍛冶屋町
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大音寺の入口には細い溝があり、石板がびっしりと並べて置かれている。これは一応、門前橋である。
43.延命寺石門
アーチ石門 Map
長崎市寺町
寺町のほぼ中ほどに延命寺がある。山門の入口から上の方にアーチ門が見えている。屋根?上部もアーチ状になっていて、見ようによっては二重アーチのようである。レリーフ文字は、これは簡単で“山王醫”である。
44.妙相寺石門 長崎市本河内4丁目
アーチ石門 Map
蛍茶屋からR34を登って行く。バイパスに入る手前で左手、妙相寺道?と案内板のある方へ入る。バイパスの下を抜け貯水池の一番上まで行くと左手に妙相寺がある。正面入口が石門になっている。これも基本的に観音寺石門と同種である。やや扁平なアーチである。レリーフ文字は、“山光璃瑠”である。狭い境内では子供達がにぎやかに遊んでいて、2匹のミニチュアダックスがいい遊び相手になっていた。のどかな空気が流れていてほっとする。“おじちゃん何してるの?”と興味深そうに質問してくる。“この門の写真を撮っているんだよ”。“あっ、ほんとだ!きれいに撮れているよっ”
妙相寺前の貯水池のバイパス高架橋の下には、まぼろしの石橋と呼ばれる石橋が沈んでいる。この時期渇水期でひょっとしたらと胸を躍らせてやって来たのだが、虚しかった。もう見る機会が無いかもしれない。