17.御仮屋橋 (おかりや) 宇佐市院内町小稲-高並
石アーチ Map
新道の横手に取り残されたように架かっている。輪石も壁石も小さくびっしりと詰め込んだような感じである。アーチもよれよれで壊れそうだが素朴な感じがする。
38.富士見橋
3連石アーチ Map
宇佐市院内町斎藤
水雲橋のずっと上流恵良川に架かる3連アーチのきれいな橋である。すぐ横に新しいコンクリート橋があるので邪魔である。2本の橋脚の上流側は水切りをよくするために三角形状に整形されており設計思想が伺われる。大正13年に架設中にこの橋は轟音と共に崩落したが、石工松田新之助は責任を感じ私財を投じて翌年見事に完成させたというエピソードが語られている。ここからは豊後富士の由布山が遠望できるためこの名が付いたという。この日も雪をいただいた由布山の上端部を見ることが出来た。
2.界橋
石アーチ Map
宇佐市院内町北山-沖
一の橋を引き返し北山川沿いに戻って来たところの家々に囲まれるようにして架かっている小さな橋。民家専用の感がある。
院内町の石橋巡りをされる場合は、R387R500との合流点南側にある”道の駅・いんない石橋ステーション”にて石橋マップを入手するのが最良の手段です。 (私の番号は石橋マップと同じにしています)日本一の石橋の町院内では、主要道路に石橋名称を表示した緑色の標識が立っているので、比較的楽に到達することができます。ただし、その標識からどちらに進むべきかは、ある程度の勘働きが必要です。
1.一の橋
石アーチ Map
宇佐市院内町北山
鳥居橋を渡って一丘越えて左に折れ、安心院から流れてくる津房川を越えて、右手、その支流の小さな北山川に架かる。神社への参道みたいになっており、壁石は全くの自然石をごろごろと積み重ねたような感じである。
3.北山水路橋
石アーチ  (広瀬井路藤ヶ谷水路橋) Map
宇佐市院内町北山-宇佐市上拝田
R387松木橋の250m下手から拝田新洞入口に入り込む。ぐっと下って潜水橋を渡って上り集落の方に右折、集落を抜けた先に和尚山登山口看板がありそこから津房川沿いに歩430(実に心細いがあきらめずに歩く)、左手にある。途中、倒竹と悪戦苦苦苦闘。よれよれの輪石と言った感じだが風格がある。
4.旧桂懸井路毒水谷水路橋
石アーチ Map
宇佐市院内町香下-宇佐市山本
R387に戻り宇佐方面に向かう。右カーブして白岩橋の直前を左細道に入る。突き当たりから川沿いに下った所、駅館川への合流点に架かっている。ちょっとした崖である。ロープが付いているがうまい具合に気の根っこがはびこっていてロープ無しでも降りることができる。鹿児島で良く見かける雰囲気に似ている。
きゅうかつらがけいろ・どくみずだにすいろきょう
6.松木橋
石アーチ Map
宇佐市院内町香下
R387と高速道路の交点の少し宇佐よりに架かっている。上からでは石橋とは分からない。側面に回りこんでも真っ白いRCに巻かれていてとても石橋には見えない。下流側の川原に下りると、右手に松木橋、左手に鳥居橋が見える。
5.鳥居橋
5連石アーチ Map
宇佐市院内町香下-新洞
R387の一番宇佐寄りの外れ、高速道路を潜った東側の恵良川旧道に架かっている。基礎部の高い5連アーチで、中央部と側部の基礎高さが違うのでアーチの形状が異なっている。壁石は平行積みで石の隙間にはセメントか漆喰のようなものが詰められており白い色をしている。夜間ライトアップされ、“石橋の貴婦人”と呼ばれているそうな。細身の基礎部から立ち上がるアーチはお見事。
7.香下神社第一神橋
8.香下神社第二神橋
9.香下神社稲荷橋
Map
宇佐市院内町香下
R387と高速道路の交点の北西側山手に香下神社がある。赤い太鼓橋の右手横の橋を渡って、南参道(左手の方)を歩いて登って行く。直ぐにガラガラの谷川があり、合計3つの桁橋が架かっている。(正直言ってこれが本当にそうなのか、どれがどの橋なのか自信が無い)
11.打上橋 (うちあがり) 12.打上水路橋
石アーチ Map 宇佐市院内町高並-御沓
R387からR664へ。恵良川を渡って300m先、右手集落のある細道へ。高並川に架かる大変古い橋である。壁石は小さな自然石の乱れ積みで、今にも崩壊しそうで、そのせいか上面には鋼製の桁橋が乗っている。この橋の直下には小さな水路橋もある。橋が見えるように周りの木を切ってくれていたが、それがなければほとんど見ることすら出来ないほどであろう。院内で一番古いとか。ここから、R664高並川を遡って行く。
13.永原橋
石アーチ Map
宇佐市院内町高並
この橋も壁石は自然石の乱れ積みである。
14.谷橋
石アーチ Map
宇佐市院内町下船木
左手に永原橋を見てその先左手に案内板。現橋の下流側に残されている。RCに巻かれていて石橋には見えない。
15.宮の上橋
石アーチ Map
宇佐市院内町下船木
神通橋から川沿いに上流に向かう。かなり上って下って行った所に架かっている。横から見ると緒方辺りの水路橋に似ている。石積み部分には小さな草がびっしりと生えている。
16.神通橋 (かみかよい)
石アーチ Map
宇佐市院内町下船木-小稲
谷橋の先、右手に案内板、神社の下に架かっている。RCに巻かれている。
20.橋詰水路橋 宇佐市院内町小稲
石アーチ Map
小さいが深い切れ込みに架かるかわいい橋である。民家の庭先を失敬してぐるっと迂回していくと民家の裏手にある。水路は橋の幅の1/4も無いほど細いものである。アーチもよれよれという感じ。自然石の乱れ積み。
24.御沓橋 (みくつ) 宇佐市院内町御沓-二日市
3連石アーチ Map
宇佐市院内町二日市R387・R42交差点付近から恵良川上流に見えている。大きな3連アーチ橋。院内で最長の橋とか。側面にさび色が見える。両側の木が茂っていて3連であることが分かりにくい。
10.櫛野橋 宇佐市院内町香下-櫛野
石アーチ Map
香下神社からR387を南へ約1km。橋の手前100mで右手旧道に入ると直ぐに左手に見える。しっかりと岩盤に根を降ろした重厚感のあるきれいな橋である。大きい。
18.渡谷橋 (わたりたに)
石アーチ Map
宇佐市院内町小稲
アーチ付け根の片側がコンクリートで護岸工事されていて横から見ると違和感がある。この橋も壁石は自然石の乱れ積みである。
19.小稲橋
石アーチ Map
宇佐市院内町小稲
R664に戻って上流へ。やがて右手に案内板。右手旧道に架かっているのが見える。かなり大きい。RCに巻かれている。この直ぐ上流に橋詰水路橋がちらりと見える。
21.長六橋 (ちょうろく)
石アーチ Map
宇佐市院内町小稲
R664をさらに上流へ、直ぐに右手に案内板。輪石はRCに巻かれているが壁石はその辺にころがっているような丸石をざっと積み上げたような感じ。
22.新太郎橋
石アーチ Map
宇佐市院内町小野川内
さらにそのずーっと上流左手に架かっている。北有馬で見かける橋と良く似ている。長六橋とも似ている。縦断勾配が付いている。地図はちょと自信がないが行けば分かる。
23.大重見橋
石アーチ Map
宇佐市院内町大重見
R664橋爪・小稲付近から西へ向かう。600m先右手にある。意外ときれいな橋である。ただ橋の近くに放置された車が3台も朽ち果てようとしているのはいただけない。
28.大副池橋
Map
宇佐市院内町大副
町道に戻って、西側山手へ。これは大重見橋へ抜ける道である。直ぐに左手に大副池があり案内板がある。細道を下って行った所に架かっている。小さな桁橋。ちょと分かりにくい。
26.荒瀬橋
2連石アーチ Map
宇佐市院内町副-大副
道の駅の直ぐ前の恵良川下流に架かっている。川の真ん中の岩盤に1本の橋脚を降ろした2連アーチはとてもすばらしい。荒々しい景観と優雅さを併せ持つ
27.大副水路橋 (おおそい)
石アーチ Map
宇佐市院内町大副
前回見つけきれなかったものであるが、今回も見つけるのに苦労した。道がない。水路橋ではあるが今では全く使われておらず、田圃のあぜ道に同化してしまっているような感がある。場所はちょと自信がない。荒瀬橋の北西側200mぐらいの田んぼの先っぽであるが。
25.福厳寺羅漢橋 (ふくごんじ) 宇佐市院内町二日市
石アーチ Map
御沓橋からR387を南へ300m。左手に福厳寺の案内板。少し上がった所にP。境内の右奥に洞窟閻魔洞へ通じる参道橋として架けられているが通行禁止となっている。小さいがきれいなアーチで壁石代わりに石の階段が付けられている。
30.久地橋 (きゅうち) 宇佐市院内町原口-斎藤
太鼓桁 Map
恵良川支流日岳川の民家の裏手にひっそりと架かる小さな桁橋。この川も小さいが両側は絶壁状になっており、その川幅が狭くなっている場所に掛けられている。0.4mx0.7m断面の極太桁が2本、その上に0.4mx1.8mぐらいの石板が16枚並べられている。桁にはわずかに縦断勾配が付いており、小さいながらもよく考えられていると思う。周囲は鬱蒼と樹木に囲まれて日光が当たりにくいのか苔蒸していて静寂感がある。いい感じである。ここからR500日岳川を遡る。
64.土岩屋橋 宇佐市院内町土岩屋-上恵良
石アーチ Map
R387をさらに南へ。ずっと先の川の所で案内板に従ってR408に左折、1kmほど行くと川を渡る。この橋がそうなのだがこれだけの大きさなのに橋名を示すものが何もない。渡って下流側に降りると竹薮が邪魔して1/3が見えない。上流側に回るとほぼ全体像が見渡せる。実に大きな橋である。相当な扁平。輪石が極めて大きく、小さな壁石がびっしりときれいに平行積みされている。前回通過した時は全く気づかなかった。
29.水雲橋 (すのり) 宇佐市院内町原口
2連石アーチ Map
院内の中心部の恵良川に架かっている。橋脚が橋の真ん中よりも端に寄った変速2連アーチである。大きな橋である。川沿いの民家の崖を伝って上流側から1枚。橋を渡って農家の犬に吠えられながらあぜ道を歩き、やっと川裾に出ることが出来、そこで1枚撮影。壁石の一部分が乱れ積みになっているので、おそらくその部分だけ後で修復工事をしたものであろう。近くの農家の人からうさんくさそうに見られたが、カメラを見て納得していたようだ。
41.宮の瀬橋 宇佐市院内町景平-斎藤
石アーチ Map
院内川の特に絶壁状になっている狭い所に架かる小さな素朴な橋である。岩盤の上の方にちょこんと乗っかっているようだ。
34.五名神橋 (ごみょう) 宇佐市院内町五名
太鼓桁 Map
さらに上流へ、左に案内板。五名神社あり。その枯れ池を越える参道に架かる小さな桁橋。
31.原口水路橋
石アーチ Map
宇佐市院内町原口
久地橋の数百m上流にひっそりと架かっている。現在では水路は使われていない模様。水路は橋詰水路橋と同じ様な造りで、中央部にわずかな幅しかないがほとんど埋もれている。橋及び周辺は雑木が伐採されていて、橋自体にも木の切り株が残っている。壁石は自然石の乱れ積みである。苔蒸している。
32.上出平橋 (かんでひら)
石アーチ Map
宇佐市院内町原口
原口水路橋の上流に架かっているかなり大きめの現役の橋である。壁石は自然石の乱れ積みで民家側の壁石部分には水路用の小さな逆U字型の開口部が穿たれている。
33.山の迫水路橋
石アーチ Map
宇佐市院内町五名
上出平橋の先左に案内板。細道を下って行って川の対岸に小さく見える。対岸まではここからは簡単には行けそうに無い。眺めるのみ。
72.飛び石橋 宇佐市院内町温見
石アーチ Map
中鍋橋から少し上った山間の荒れ地のような山田の中の小さな川にひっそりと架かっている。この橋は両合川橋と雰囲気がよく似ており、なかなかいい感じの橋である。高さは低いがアーチはきれいである。私のお気に入りの一つである。
42.畦橋 宇佐市院内町景平
石アーチ? Map
景平橋の緑の案内板から下へ降りる。景平橋を渡った左下に良く見るとアーチがある。本当に人間が造った石橋なのかと疑いたくなる感じがする。最初に来た時はちらと見ただけで全く興味が湧かなかったものだ。2度目は植生に阻まれて見えず。3度目で撮影。
35.日岳境橋 (ひのたけ)
石アーチ Map
宇佐市院内町日岳
さらに上流へ、案内板は左を向いているので左下に降りて行くが、これはR500の橋である。上からでは分からない。気の毒に、内部は物置のような使われ方をしている。場所はちょと自信がないが行けば分かる。
36.日岳橋
石アーチ Map
宇佐市院内町日岳
そのさらに上流、橋名は日岳橋とはなっていない。R500の橋。下流側の畑に降りるとRCに完全に覆われているのが分かる。場所はちょと自信がないが行けば分かる。
37.宇土橋
石アーチ Map
宇佐市院内町日岳
さらに少し先、左に案内板。民家の間の狭い道を下って行った所に架かっている。回りの植生に邪魔されて今一全体像がつかめない。やや大きな橋。全てが小さ目の石でびっしりと積まれた感じ。
44.記念橋
石アーチ Map
宇佐市院内町景平
変わった名前である。何かの記念に架けたものか。片側の壁石には水路用の小さな四角い開口が穿たれている。
46.田の原橋
石アーチ Map
宇佐市院内町宮原
景平・記念・屋敷の原と田の原はどれも院内川に架かり、下流から上流に向かって同じ様な間隔でしかも同じ様な大きさである。
48.院内橋
石アーチ Map
宇佐市院内町大門
R27に戻りさらに上流へ。直ぐに院内橋が架かっている。下流側の空家から撮影。全面RCで覆われている。
73.念佛橋 宇佐市院内町温見
石アーチ Map
飛石橋の案内板を過ぎてその先の集落から左下に遠望できる。前回は全く見つけることができなかった。飛石橋と良く似た橋である。
68.宇土川橋 宇佐市院内町田平
石アーチ Map
R409に戻り上流へ。かなりの高見まで進むと右手に分かれ道があり宇土川橋・和田川橋の案内板がある。細道を進むと直ぐに右カーブの所で薄暗い中にそれらしいのが見える。上流側の岩がごつごつする所に下りて撮影。RC拡幅され、壁石は切石や丸石や様々な石が極めて乱雑に積まれている。こういう積み方も珍しい。あり合わせで積んだ感じである。
50.西光寺橋 宇佐市院内町月俣
石アーチ Map
院内川の上流の川幅が狭くなった辺りに架かっている。岳切渓谷に上がる分岐点である。小さな素朴な牧歌的雰囲気を持った可愛い橋である。苔蒸していて輪石の大きさも不揃いでよれよれの感があるが、歩いてみると柔らかい感じがする。隣のRC(R27)が大変目障りである。
43.景平橋
石アーチ Map
宇佐市院内町景平
院内川に架かるかなり大きな現役の橋である。案内板から降りた所に架かっている。壁石は割石を使っており乱れ積みであるがきれいにまとまっている。
49.トイノモト橋
石アーチ Map
宇佐市院内町月俣
幅が1mほどの小さくて素朴で田園の中に溶け込んだような橋である。片側の端っこに小さな水路が付随している。この橋だけがカタカナ表示になっているのは何故か。
47.経座橋 (きょうざ)
石アーチ Map
宇佐市院内町大門
R27から龍岩寺入口に入る。龍岩寺入口の先のP手前左側に架かっている。植生にびっしりと覆われているが、川底に下りてみるとなかなか堂々とした立派な橋である。
45.屋敷の原橋
石アーチ Map
宇佐市院内町宮原
これも記念橋同様片側の壁石に水路用の開口が穿たれている。壁石の両端部分はコンクリートで工事し直したようである。
39.鷹岩橋 宇佐市院内町斎藤
石アーチ Map
富士見橋の上流に架かる黒い大きな橋である。現在ではその直ぐ上手に新しい橋が出来ており一線を退いているが堂々たる平行積みの立派な橋である。左岸現橋の上流側に降りる場所がある。現橋脚が邪魔だが、下から見上げる姿は格別である。
40.中島橋
石アーチ Map
宇佐市院内町斎藤
支流院内川に架かる集落の中の小さな石橋である。壁石は自然石と割石とが混ざっていて意外としっかりとした造りのように見受けられる。片側の壁石に小さなトンネルが穿たれていてくぐり抜けられるようになっているが、橋の下に小径でもあったのだろうか。この橋も木の切り株がある。
53.宮地嶽橋
Map
宇佐市院内町定別当

さらに上流へ。定別当で広い道は終わり、そこから先は昔のままの狭い道である。少し登った所の左手に宮地嶽神社がありそ境内から右手本堂へ向かう所に架かっている。小さな桁橋である。

神社入口の鳥居右下のお墓みたいな石灯籠に蜜蜂が群がっている。石灯籠の中に巣があるようだ。その蜜蜂を狙ってアシナガバチが飛び回っている。蜜蜂が集団で羽を震わせて威嚇すると、さすがのアシナガも攻撃できないらしい。しかし群れから少し離れていた1匹を捕まえるなりサッと逃げて行った。うわさには聞いていたが一部始終を偶然にも目撃できた。
52.樋本橋
石アーチ Map
宇佐市院内町月俣
さらに上流へ。案内板に従って左下を見下ろすと遠くに見えている。植生に薄く覆われているが素朴な感じのきれいなアーチをしている。
55.広丸橋
石アーチ Map
宇佐市院内町斎藤
R387をさらに南へ向かうと左手にかなり広い道路がある。小野谷橋方面には行かず左上の方に、軽く丘越えして向こう側に下りて三叉路を左折。下って行って川を渡る所の右手上流に残されている。ずんぐりとしたややいびつな橋である。ほとんど使われていないようだ。
54.大畑橋
石アーチ Map
宇佐市院内町斎藤
鷹岩橋まで戻ってR387を少し南へ向かう。直ぐに左手に広場があってその隣の家への上がり口に小さい橋が架かっている。これでも列記としたアーチ橋である。
71.中鍋橋
石アーチ Map
宇佐市院内町温見
野地橋のすぐ上手に架かる。これも目地を埋めたような感じである。
58.裏谷橋
石アーチ Map
宇佐市院内町平原
さらに上って行くと道が狭くなり、右前方下に民家が見える位置でその民家への道を歩いて下っていくと手前の細い沢に架かっている。小さな橋でRC拡幅されていて、輪石も壁石も極めて雑然としていてざっと積み上げたという感じである。場所はちょと自信がない。
51.月俣神橋 宇佐市院内町月俣
石アーチ Map
院内川上流の支流にある神社への参道に架かる橋。ブロックの欄干があるのはちょと興醒めである。
56.飯塚橋
石アーチ Map
宇佐市院内町下余-斎藤
R387の直ぐ東脇にある小さな橋。鉄パイプ製の手摺りが付いている。
57.小野谷橋
石アーチ Map
宇佐市院内町上納持-平原
広丸橋から戻って先ほどの広い道路を上って行く。小さな高見を過ぎて下り始めた左側旧道に架かる。小さなアーチ・厚い壁石。川底はRCで固められているのか、草が垂れ下がっていて良く分からない。場所はちょと自信がない。
59.出口の橋
Map
宇佐市院内町平原
戻ってさらに少し上った所の沢に架かる。裏谷橋の直ぐ上流である。これは自然石を積み上げて一番上に桁石を乗っけたという感じ。場所はちょと自信がない。
60.フネガモト橋
Map
宇佐市院内町平原
出口の橋から田圃のあぜ道を朝露にびっしょり濡れながら沢沿いに約100m歩いて登って行くと小さな石橋がある。これでも人工の石橋かと疑うほど自然である。一応桁橋と呼ぶべきか。これを石橋という名前で列挙するのに気が引ける思いがするが。この両橋はおそらく架橋されてからの姿をそのまま留めているのだろう。東陽村石匠館近くの橋本勘五郎が晩年に架けたという自然石橋に雰囲気が似ているが、こちらの方がもっと素朴である。
61.両合川橋 (りょうあいがわ)
石アーチ Map
宇佐市院内町小平-滝貞
先ほどの道をどんどん高みに行くと、心細くなった頃みごとな棚田があるわずかな戸数の集落に行き着く。その棚田にびっしりと囲まれた内懐に細いせせらぎがある。そこにひっそりと架かっている。なかなかに風情のある田園の中に溶け込んだいい感じの素朴な橋である。わずかな高さの欄干が付いている。輪石はしっかりとしており、壁石も乱れ積みではあるがきれいに整形されており質の高さを伺わせる。なによりも上面が土と雑草で覆われているのがいい。とても天気が良くのどかな山田の風景であった。
62.落合橋
石アーチ Map
宇佐市院内町滝貞

さらに奥へ上って行く。ちょうど森林へ入る所の沢に架かる。石橋自体はその上部が半ば崩壊していてその上に鉄骨鉄筋RC橋が乗っかっている。両合棚田は刈り取りも終り稲こぎが行われていた。おそらくコンバインが入ることが出来ないので稲刈り機で刈って陰干ししてそれからこぐのであろう。昔ながらのいい雰囲気である。

65.コチバサコ橋
石アーチ Map
宇佐市院内町土岩屋-荻迫
そのさらに少し先を左折、その先に架かっている。変わった名前である。どういう意味が込められているのか。石橋の上にRC床版が乗っている。これもやや扁平なアーチであり、黒い。
70.野地橋
石アーチ Map
宇佐市院内町野地-温見
R387かなり上流の左手下の方に架かる。最近、全ての目地をセメントで固めたようである。
63.分寺橋 (ぶじ)
3連石アーチ Map
宇佐市院内町温見-下余
恵良川上流部の開けた所に架かる大変見事な3連アーチ橋である。優雅さを感じる。ちょうど下流側に堰があり、その付近一帯がほとんど流れがないため川面に映る逆さ橋もみごとである。鳥居橋が別名“石橋の貴婦人”と呼ばれているようだが、見た感じはこの分寺橋の方こそその名にふさわしいと思う。春の日差しを浴びた姿には柔らかさがある。
69.和田川橋
石アーチ Map
宇佐市院内町和田
そこからさらに進んだ所に架かる。同じ様な橋でRC拡幅されているが、川底には下りることが出来ない。
67.椎木橋
石アーチ Map
宇佐市院内町荻迫
シリナシ橋の案内板から右手に進む。薄暗い頼りない山道をかなり登って行くと、左ヘヤピンカーブの右下分岐点に架かっている。縦断勾配が付いている。輪石はしっかりしているが壁石が一部崩壊している。察するに、上に乗っているRC床版の重量が悪さしているのではないかと思われる。
66.シリナシ橋
石アーチ Map
宇佐市院内町荻迫
さらに上に登って行くと、用水路の上の方でRC床版の下に黒く小さなアーチが見えている。これも片仮名であるが、尻無橋とでも書くのであろうか。
75.打上川板橋
Map
宇佐市院内町高並
打上橋を渡ってその先細道へ左折、100mほどで左下に桁橋がある。
74.葛灰橋 宇佐市院内町田所
Map
上の道路に戻ってR387に出て左折、さらに上へ。やがて大きく左カーブした先の右手に案内板。そこにバイクを停めて、荒れた草茫々の道を徒歩350歩、約230m先右手に小さな案内板、その右下に架かっている。桁橋である。どっしりとした桁石である。最初はうっかりしてこの案内板には全く気付かづどんどん上まで行ってしまってあきらめて帰る途中に発見。最初の案内板の所にも230mと注記があったのだが見落としていた。
2015.04.02(木)〜06(月)晴れ〜雨 5日に大分の実家で法事があるので、その前後を利用して北九州・筑豊から中津にかけての贄田さん石橋を追いかけることにする。船中2泊・ホテル2泊・実家2泊のちょうど一週間の旅である。今回は、予報ではずっとぐずつくとのことだったので、NAVIにささやかな雨対策を施して臨んだのだが、結果や如何に。
76.父の背橋 宇佐市院内町櫛野
2連石アーチ Map
45日(日)小雨 午前中で法事も終わり、昼食会も終わり、皆が散会した後、ポツンと時間が開いたので、何とかして濡れたデジカメからデータを取り出すべく、四日市のケーズデンキへと出かけて然るべきグッヅを購入することにする。その戻り、院内北部小にあると言う父の背橋を訪ねてみた。それは、運動場の南東端にひっそりと待っていた。都会の学校では考えられないのだが、田舎ではあまりセキュリティもうるさくないらしく、フェンスに扉も無く自由に入ることができる。これ幸いと中に入りササッと撮影する。2011年に完成されたとのこと。さすが日本一の石橋の町院内だけあって、目地に詰め物が施されてはいるものの見事な平成版2連アーチである。院内町での65番目のアーチ式石橋である。こういう石橋を造ろうと言う人が居て、そうだそうだと賛同する人が居て、結局できちゃうんだから、他の市町村ではおよそ考えられないことである。感動もんである。 径間3.64m
77.二日市神社前橋 78.下二日市の石橋
桁 / 桁 Map 宇佐市院内町二日市 Map
父の背橋を後にし、ついでに二日市にも寄ってみる。ここも以前そばを通っているのだが全く気付くことは無かったもの。2基の石桁が潜り込んでいる
2017.05.13(土)雨後晴れ 昨年熊本で発生した大地震の余波を受けて、中止が決まった第38回石橋の総会は、昨年予定されていた院内で開催されることになった。これに出席すべく、フェリーで新門司へ。雨上がりの霧雨のような中、R10を大分へ向かう。早朝のR10は実に快調に流れる。
79.西椎屋神社下の石橋
Map
宇佐市院内町西椎屋
R387を引き返す。ここは信号も何も無いし、絶対的な交通量も少ないし、車はガンガン飛ばす。そういう車は先へ行かし、マイペースで降りて行く。やがて、裏から見ると何の変哲も無いマチュピチュを通り過ぎ、その懐とも言えるような西椎屋の集落へ降りて行く。その集落の西外れに神社がある。参道入口の手前、階段参道の途中、そこの水路の右手奥、及び、一段下の建物の右奥に桁橋がある。
80.西椎屋神社参道橋 / 81.境内橋1号 / 82.境内橋2号
89.両合川橋東橋 90.両合川橋東小橋
1枚桁 / 1枚桁 Map 宇佐市院内町滝貞
逸見邸から両合川橋は直ぐである。道路を降りて行くと車一台分のPには既に先客が停まっている。そうなるとバイクを邪魔にならない所に停めなければならない。引き返してバイクを停め、準備をしていると、先ほどの車から誰か降りて近づいて来る。なんか文句でも言われるのかなーと思いきや、なんと、宮崎市在住のN田氏ではないか。これには驚いた。氏も驚いたと言う。まさかこんな所に奈良ナンバーのバイク。どう見ても怪しい。ってな訳で久し振り数年振りの再会である。氏は最近凝っている棚田の日没、あるいは棚田と天体、その撮影を今夜決行すべく下見に来ていたようである。ちなみに私は14年振りの再訪である。

38回総会の会場となった、宇佐市院内文化交流ホールの垂れ幕
期せずして私の大好きな龍と石橋が
83.斎藤の石橋1号 / 84.斎藤の石橋2号
Map
宇佐市院内町斎藤
さらにR387を降りて行く。大方降り切った辺りには、大きな鷹岩橋がある。その先でR27に左折。U字状に戻るような感じで進むと直ぐ右手に気が付かないような桁橋が2基ある。
85.龍岩寺参道脇橋 宇佐市院内町大門
Map
さらにR27を奥へと進むと、右手に龍岩寺への入口道が現れる。そこを登って行くと右手に参道入口がある。そこから上に長ーい石段が続き、左脇に石橋が見えている。上までは登る気力無し。
86.原口の石橋 宇佐市院内町原口
Map
R27を戻り、今度はR500に入る。そこを奥へ向かっていると、右手に不自然な窪みが現れる。どうやらそこは旧道の一部のようである。そこに小さな桁橋がちょこっと見えている。
87.逸見邸前橋 88.逸見邸庭園の石橋
桁 / 1枚桁 Map 宇佐市院内町栗山 Map
R500を引き返す。まだ総会が始まるには若干の時間がある。そこで逸見邸と両合川橋まで行ってみることに。逸見邸はこれで2度目である。前回は兄弟打ち揃って見学に行ったのだが、あの頃は桁橋には全く目が向かなかったものである。お城のような見事な石垣塀の前に小さな桁橋。庭園の一番下にはちょとした池がある。そこにいい感じの自然石1枚橋がある。