1.原尻橋
5連石アーチ Map
豊後大野市緒方町原尻
R7道の駅原尻及び原尻の滝のさらに上流に行くと、原尻橋が架かっている。5連アーチである。典型的な大分の橋である。壁石は平行積みである。大正125月完工。
ここからR7を上流へ向かう。
17.赤竹橋 豊後大野市緒方町天神
2連石アーチ Map
川久保橋を渡って、その先分岐を右へ。トンネルを過ぎて400m先左折、下って350m先現橋の下手に残されている。2連の端正な姿であるがアングル的に現橋が邪魔である。 径間6.9m
21.明正井路合川補水2号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町平石
前回、近くまで行きながら圧倒的な植生に絶望してアプローチをあきらめたのだが、今度は1号橋から水路伝いに歩くことにした。結果的に何の苦も無く460歩で辿り着いた。あっけないほどである。谷は薄暗く、アーチは高く空に浮かんでいるようだ。水路にはこの時期どんどん水が流れている。 径間30m
8.明正井路徳田補水3号橋 豊後大野市緒方町冬原
石アーチ Map
R7に戻ってさらに上流へ。トンネルを出て200m先右カーブを抜けて鋭角に左折、降りて行く。橋を渡ってRC細道を道なりに進むと直ぐに分岐点、左上に進み直ぐに左下谷川沿いに上流へ歩く。みかん畑を過ぎて林の中へ、合計で約500歩ぐらい、うんざりするほどの倒木倒竹の中を進むと真近まで行ってやっと黒っぽいアーチが見える。輪石部分はRCとなっている。3度目の挑戦でやっと対面できた。 径間10.9m
53.明正井路2幹2号橋
3連石アーチ Map
豊後大野市緒方町徳田
広域農道に戻って800m先ゆるい右カーブの先を右下に降りて行く。RC舗装のガタガタ道を進むと、杉の木々の間から遠くチラとグレーの石積みが見える。そして直ぐに3連の堂々たる勇姿が飛び込んで来る。このシチュエーションはすばらしい。思わずガッツポーズ。冬枯れの広い谷間を圧倒的なボリュームで横切っている。アーチは右手に行くほど小さくなっている。真中のアーチだけが谷川を跨いでいる。近くまで行くとその高さも相当なものであることが分かる。水は当然ながら先ほどと同じく滔々と流れている。 径間15.2m、7.3m
56.年神橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町大石
明正井路22号から広域農道に戻ってさらに西へ。右手に雪を頂いた九重連山が遠望できる。すばらしい道路である。やがてぐっーと下って前方にトンネルが見える位置がある。そこで左折、その先に架かっている。平らな川底を跨いで実にきれいなアーチである。石積みが緻密で、かなり大きい。欄干も立派なのが付いている。 径間8.4m
3.上年野橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上年野
長瀬橋を渡った先の徳田川に架かっている。
径間10.9m
2.長瀬橋
6連石アーチ Map
豊後大野市緒方町上年野
そのさらに1kmほど上流に長瀬橋が架かっている。見事な6連アーチである。実に壮観な眺めである。側面には蔦が絡まっており、石の隙間にはセメントが詰められ補強されている。大正123月完工。両橋の完成はわずか2ヶ月しかずれていないのでほとんど同時進行と思われるが、当時これだけの橋を同時に進行させるのは、大変な労力が必要だったと思われる。それが可能だったところに肥後に多く残されている江戸末期の単一アーチ橋との違いがあるのであろう。
7.柚木井路2号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上年野
さらに100歩行った所の徳田川に架かっている。これはやや大きいが、植生がびっしり。
径間8.7m
6.柚木井路3号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上年野
さらに下って壁を上がった所の向こう下にはさらに別の井路がある。どれがどの井路か複雑である。上の井路を徳田川に沿って上流へ約700歩行った所に架かっている。
径間4.8m
5.柚木井路4号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上年野
そこから谷に降りて下った所に架かっている。この谷間は杉が相当数立っていて特異な景観を呈している。水路の水がじゃじゃ漏れである。
径間9.1m
4.柚木井路橋 (ゆぎいろ)
Map
豊後大野市緒方町上年野
長瀬橋を渡って上年野橋を渡らずに手前を左折。ぐーっと登って行くと両側に墓があり、一番上の左手の墓の前にP。そこから右下に細道、その先さらに右下に降りた所に架かっている。急に木々に覆われた谷間に入り込み薄暗くなる。
9.亀甲橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町徳田-冬原
R7R410との交差点の直ぐ東にある。小さいがしっかりした造りである。輪石に堅牢さが伺われる。
径間11m
10.明正井路2幹6号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上冬原
R7に戻りさらに南へ1km。左手向こうの林の出口に小さく見えている。ほんとに小さな水路橋である。下流側はRCで少し補強されている。
径間2.1m
12.犬返橋 豊後大野市緒方町小原-滞迫
石アーチ Map
R7をどんどん奥へ進む。祖母山の内懐にしまい込まれたような深い谷底にひっそりと架かっている。ほとんど使われていないようだ。すぐ下流側に現在では奥嶽橋という大きな長い高い鉄橋が架かっていて、その高低差はすごいものがある。 径間21.4m
11.明正井路2幹5号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上冬原
2幹がR7を潜る所から50m南を右折。切れ上がって50m先の分岐は真中を進む。山の向こう側に出て150m先を右下に下って小川を渡り少し上がった所の奥に架かっている。こちらも同様に小さな橋である。壁石基部辺りは護岸が現代風に工事し直されている。
径間2.6m
14.緒方橋
2連石アーチ Map
豊後大野市緒方町下自在-鮒川
今度はR7を下流に向かう。道の駅の直ぐ下手でR502に入る。直ぐに、大小変形2連の緒方橋が見えてくる。 径間27.7m6.9m
16.川久保橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町知田
R502から橋を渡ってR634へ。300m先左折、100m先に架かっている。やや扁平な橋。
径間9.3m
15.鳴滝橋
5連石アーチ Map
豊後大野市緒方町知田-馬場
さらにその下流に架かる。長瀬や原尻とよく似た5連アーチ。やや橋高が高いか。長瀬・原尻・鳴滝の3橋は使われている石がほとんど同じように見える。また造りもそっくりである。同じ設計思想・同じメンバー・同じ材料で造られたものに違いない。
13.権現橋 豊後大野市緒方町上畑
石アーチ Map
R7に戻ってさらに南へ。こんな所に人が住んでいるのかなと疑いたくなるような場所である。約5km先九折方面へ左折、急坂を下り切った所の奥嶽川の現橋の下流側に残されている。橋を渡って上流へ200m歩いて川底に降り、対岸へ渡り、下って行くと橋の下辺りに到達できるが、渕になっていて真下には行けない。下から水面の反射光が当たるアーチ下面を見上げることができる。それにしても、この水のきれいなことはどうであろう。神秘的な緑色の光を放っている。夏であれば、このままざぶんと飛び込まずにはいられないであろう。
31.旧夏足井路橋 (きゅうなたせ) 豊後大野市緒方町夏足
石アーチ Map
馬求社から600m戻ってカットサロンなかむらから左折、その先下って天神橋を渡ってから右折、川には降りないでとにかく一番川に近いRC路を川下へ進む。約1.2km先行き止まりのヨシ原の手前に架かっている。圧倒的な植生の前にほとんど見えないが、なんとか藪と格闘して上流側から降りて下流へと潜る。 径間2.15m
39.川入水路橋 豊後大野市緒方町辻
石アーチ Map
三代商店の先を右折、山手に入って100m程も行くと左手遠くに見えている。道路は無いので田んぼの中及びあぜ道を歩いて行く。ほんの小さな水路が乗っている。水は流れていない。 径間3.7m
18.六馬橋 (むつま)
2連石アーチ Map
豊後大野市清川町馬背畑-六種
350m戻って、先ほどの分岐を反対の上流馬背畑方面へ。2.5km先左手衛藤商店左折、すぐ右折、200m先左手に架かっている。大小2連で馬背戸川と水路を跨ぐ。従ってかなり長い。径間15m3.3m
19.馬背戸橋 (ませど)
石アーチ Map
豊後大野市緒方町馬背畑
衛藤商店まで引き返しさらに西へ向かう。約1.5km先右手旧道杉林の中に架かっている。南側は植生が激しく少ししか見えないが北側の杉林の中からは逆光ながら良く見える。意外と大柄な感じである。
径間8.5m
25.緒方下井路取水口橋
2連石アーチ Map
豊後大野市緒方町原尻

原尻の滝に戻って川を渡って、直ぐ左手が下井路の取水口となっている。2基の水門が付いている。従って、この小ささで2連である。その先にも水門があるようなので、これは当時の水門だったのであろうか。 径間1.2m

26.花水車前橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町原尻
道の駅原尻の滝の花水車の前の小川に架かっている小さなアーチ。たぶん比較的最近架けられたものと思われる。
径間3m
29.馬場市口橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町馬場
里の駅から1本上の道路に進む。水路に沿って道なりに西へ向かう。やがて、えっと思うような感じで橋が架かっているのが見える。きつい縦断勾配がついている。その先がフェンスで行き止まりになっているので現在では使われていない状況のようである
径間3m
30.馬求社参道橋 (まじめしゃ)
石アーチ Map
豊後大野市緒方町馬場
さらに西へ進む。神社前に架かっている。
径間2.7m
20.明正井路合川補水1号橋 豊後大野市緒方町平石
石アーチ Map
さらに奥へ進むと、緒方・広石・鹿屋・徳尾の道路標識のある分岐点があり、左へ入る。直ぐ橋があり、その橋を渡ると右側に見えている。植生に邪魔されて全体像は分かりにくいが、壁厚の薄いアーチ橋としてはきれいな部類に入るであろう。比較的細身の水路が乗っている。 径間9m
48.仮屋津留橋 豊後大野市緒方町徳田-上冬原
石アーチ Map
R418R7との交差点の少し西側の徳田川に架かる。R418から見ると下の方に小さく見える。小さいが半円形のアーチがきれいな現役の橋である。古風な綴りの親柱も健在。 径間7m
54.明正井路2幹1号橋 豊後大野市緒方町中野
石アーチ Map
荻町から竹田湧水群を抜けてR410を緒方町へ入った柿ノ木辺りの県道右手前方、2m程の土手を越えた向こうに偶然発見したもの。わずかな山田の端っこを流れる小川に架かっている現役の水路橋。意外と大きい。名を示すものが無かった。 径間8.7m
22.野仲橋

23.野仲井路橋

石アーチ Map 豊後大野市緒方町鮒川
荒平の池から下っていくと、予定外のコースながら偶然出会ってしまった。植生に覆われているが、水路にはしっかりと水が流れている。その北側にきっちり接して野仲橋が架かっている。こちらは北側になるのですっきりきれいに見えている。 径間5.3m、径間5m
24.二の宮社参道橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町原尻
そこから井路伝いに西へ向かう。やがて右手に原尻の滝の上にある鳥居が見えてくる。何の事は無い、それは二の宮社の参道の鳥居である。従って、滝を越えて真っ直ぐ突き当たった所に二の宮社があることになる。この橋は恐ろしいほどの太鼓橋である。とても実用の用には供していないと思われるほどだ。雨の日は下駄では越えられないであろう。何故もっと歩きやすいように扁平にしないのであろうか。 径間1.2m
27.小柳橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町下自在
再びR502まで戻って、約1km緒方橋寄りで左折、直ぐに右折、井路に架かっている。小さな橋で、ちょうどおじいさんが橋面の工事をしていた。
径間3m
28.里の駅前石橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町馬場
緒方駅前からR46を南へ約400m、右手に里の駅及び水車が目に入る。そこの水路に架かっている比較的最近の橋のようだ。
径間3.45m
33.三の宮社参道橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上自在
径間2.6m
34.三代家の橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上自在
径間2.4m
32.田北家の橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町下自在
馬求社から上井路沿いに西へ向かう。最初に出会うのがこの橋。以下順番に次のようになる。ただし、家の名前は確認したわけではなくパンフレットやその他のデータからの推測。(玄関が遠いので肉眼では分からないし、いちいち聞くのもはばかられたので、詳細に確認した訳ではない)
径間2.9m
35.後藤家の橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町上自在
緒方には水車が多い。 径間2.7m
37.石用橋 (いしう)
石アーチ Map
豊後大野市緒方町辻
さらに上流へ。原尻の滝の直ぐ近くである。かなり扁平で上面はRCで塗られているのでパッと見には石橋には見えない。
径間3m
38.三代商店の橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町辻
さらに500m先、三代商店の前に架かっている。こちらは大きくRCに覆われていて覗き込んでやっと輪石が確認できる。
42.柚木井路1号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町柚木
原尻橋まで戻ってR7を南へ。現長瀬橋を越えその先トンネルの前を通り越して下って行き900m先の橋の上から上流に見えている。そこからあぜ道を歩いていく。中央に水を落とすための口が開いている。
径間5m
43.渡部家の橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町柚木
さらに先へ進み、柚木寺原橋を渡らないで150m先左手に架かっている。小さな橋であるがちゃんと欄干も親柱も付いている。
径間1.7m
45.小名子橋 (しょうなご)
石アーチ Map
豊後大野市緒方町寺原
柚木寺原橋を渡ってその先T字を左折、800m先橋を渡って直ぐ先を右折、さらに右折、直ぐの所に架かっている。先ほどの橋からも右手に見えている。
径間4.8m
40.辻渡橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町辻
さらに奥へ600m、左手民家の先を鋭角に左折、下った所に架かっている。
径間6.1m
41.川入橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町辻-小宛
先ほどの民家に戻ってさらに100m先左手農道に入ってその先に架かっている。植生に覆われている。夏には石積みは見えないであろう。
径間3.7m
46.長渕井路橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町寺原

先ほどのT字まで戻って東へ300m、道路左手に井路あり。小川を跨いでいる。小さな水路橋。その道路下に寺原橋が完璧に潜っている。覗き込んでやっと見える。両橋は接している。ちょうど野仲橋と野仲井路橋のミニチュア版。
径間2.2m

44.柚木寺原橋
3連石アーチ Map
豊後大野市緒方町柚木-寺原
長瀬橋の上流寺原地区に架かる3連アーチのきれいな橋である。壁石に茶色のサビ色がついている。バイクで渡ろうとしたら、向こうから高校生みたいな女性もバイクで渡ろうとしている。が、私が渡った後に彼女が待っていてくれたことに気が付いたが後の祭り。お礼を言わずじまいで心にひっかかった。こういうところが大分の田舎のいい点なのであろう。大阪では絶対に経験できない情景である。径間16.3m
36.上自在桁橋 豊後大野市緒方町上自在
Map
R502を越えてさらに西へ。直ぐの所に架かっているのだが、上からは全く分からない。要するに井路が下の小川を跨いでいるのである。上流側から降りる。靴のままだが川床に降りることができる。極太の桁である。
47.寺原橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町寺原
径間2.4m
50.明正井路徳田補水2号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町徳田
さらに道なりに300m先右折、少し登った左手に架かっている。上の方にこれから向かう広域農道が見えているが、一応R7まで出て遠野から入ることにする。
径間3.7m
49.明正井路徳田補水1号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町徳田
R410を西へ進む。800m先上緒方小前バス停を左折、橋を渡ってその先右手の赤い屋根の家の前を左折、切れ上がる。200m先民家の手前道路の左下に見える。上から見下ろすアングルしかないので小さく見える。径間5.5m
51.明正井路2幹4号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町徳田
広域農道を遠野から入り1.2km先上鶴橋手前を左折、下って左へ入った所の右下に見えている。上からは橋には見えず石垣が続いているだけのようだ。水路には滔々と水が流れている。水路沿いに向こう側まで行き右に降りてまた戻って来ると、そこが小さな橋になっている。ここは、先ほどの徳田補水1号に行く時の赤い屋根の家を過ぎて山手に行き当たった地点であることが分かる。 径間3.6m
52.明正井路2幹3号橋
石アーチ Map
豊後大野市緒方町徳田
広域農道に戻って上鶴橋を渡って直ぐ左折、急傾斜の坂は行き止まりでその下に見えている。両橋は大変良く似ていて、こちらの方が幾分かアーチが小振りである。アーチの上には水路に平行に赤い歩道橋が渡されている。それにしてもこの坂はバイクが登ってくれるか冷や冷やするほど急である。
径間2.5m
55.明正井路第二拱石橋

緒方町木野-竹田市太田

2連石アーチ Map
竹田R8湧水群手前からR639へ。1.9km先大きな左カーブの次の登り右カーブの頂点にある小さな如月院看板を左折。山道を700m進み分岐を右下へ、100m先分岐は左下へ、急角度で降りたその先に真っ直ぐこんもりと伸びているのが水路である。まず上流へ回ってみるため支流を1本横切る。2連の立派な水路橋の中央橋脚が飛び込んで来る。両サイドは木々に遮られて見えない。今度は下流に回ってみる。こちらからだともっと全体像が良く見える。赤い水管が冬枯れの景色に一際映えている。堂々とした橋である。 径間15m
2013.09.14(土)晴れ。今年の4月に南九州放浪の旅を行ったばかりだが、今回は高校の同窓会にかこつけての大分の旅を行うことにした。前回あれこれと悔しい思いをしたので、今回は直前にNAVIと新しいデジカメを購入しての心機一転の旅である。果たして、その成果や如何に。
初日:早朝フェリーで別府港に到着。まずは、豊後大野市千歳町の妙覚寺を目的地にセットし
R10を南へ向かう。
57.上冬原橋 豊後大野市緒方町上冬原
Map
清川の石原橋を後にしてR410を西へ向かう。時間がもったいないので、轟橋も出会橋も寄らずにひたすら西へ。やがて、記憶にあるV字交差点をR7に入り、北へ下って行く。少し先でゴキッとヘヤピンカーブがある。その先左手に旧道入口がある。さらにその先の出口部にP。歩いて旧道頂点へ。薄暗い藪の中を降りると黒い桁石が見えている。
73.草深野石橋 豊後大野市緒方町草深野
合掌 Map
馬場の石橋で緒方中心部での探索を終わり、R502を竹田方面へと向かう。ここはNAVIにおまかせ。しばらく進むと右手に分岐しろと言う。そんなもんかと右手細道に入って行くと、要するにR502の北側、やや下の方を旧道と思われる細道が通っているのだ。
このどこかに石橋が潜り込んでいるはずなのだが、名前の通り植生がものすごく、まるで見当が付かない。それでも下に見える溝らしき物を何となく辿ると、ここしか無いと言うポイントがある。でもそこから降りる訳には行かない。降りる場所を探して西へ歩いて行くと、何となく降りることができそうな場所を発見。ここは躊躇する事無く強引に降りる。しかし、ここから先は正に筆舌に尽し難いほどの藪が待ち受けている。おまけに何かの腐臭・死臭が強烈だ。虫も多い。必死にもがいているとやっと入口を発見。中は暗いがまるで天国のようにおだやかに静まり返っている。合掌桁がお見事。まるで、これがホンマもんの合掌桁だよ!と誇示せんばかりの見事な桁組である。橋と言うよりも石室と言う方が正解のような、とにかく見事なものである。なんで、こんな立派な物がこんな所に埋もれているのか実に残念でならない。
58.上年野池橋
1枚桁 Map
豊後大野市緒方町上年野
R7をドンドン北へ下って行く。さすがに、この辺りは何度もやって来ていたので懐かしいものがある。上年野橋への右折ポイントを見過ごし、一旦、緒方川を越えて長瀬橋から入り直す。上年野橋からの合流点を過ぎると右手に小さな庭園風の池がある。そこに、中の島に架かる1枚橋がある。
59.柚木井路入口橋 豊後大野市緒方町上年野
Map
上年野池橋を過ぎ、そのまま、細道を登って行く。上にはお墓が広がっているが、今回はお墓の手前右手にP。そのまま右下に降りて行くとそこが柚木井路。左手に草に覆われた四角い物がある。右手から覗き込むと石桁を確認できる。
60.柚木井路小橋
Map
豊後大野市緒方町上年野
入口橋から左方向下流側に進んで行くと、似たような感じで少し小振りの桁橋がある。
61.柚木井路下水路橋
Map
豊後大野市緒方町上年野
入口橋まで戻り、今度は右手下方向に進むと別の井路がある。その井路が沢を越える所に石垣がある。上流側はほとんど土に埋もれている。下流側に降りてみると、石垣の下に桁石を確認できる。埋もれているようでも、水は勢いよく流れ下って行く。
62.柚木井路下小橋 豊後大野市緒方町上年野
Map
柚木井路下水路橋の上に戻り上流側を見ると、そこにも石垣の下に桁石が見えている。山路がこの上を通っている。念のために再び沢に降りて上流へ向かってみる。しばらくすると、懐かしい独特の景観の柚木井路4号橋に再会した。ここを再訪することは無いだろうと思っていただけに、ちょと感慨深いものを感じる。
63.辻の桁橋 豊後大野市緒方町辻
Map
柚木井路から降りて来て、再びR7を北へ向かう。原尻橋の手前で左手旧道へ分岐し、上井路を越えて左細道へ入る。その先民家の右下に細道があり、下った所が桁橋になっている。
64.倉園の桁橋 豊後大野市緒方町辻
Map
辻から先ほどの旧道に戻り、上井路沿いに下流へと辿る。この水路上にはいくつもの桁橋が架かっているが、そのうちの一つに石桁が見えている。
65.倉園の石樋
Map
豊後大野市緒方町辻
さらに旧道を進むと、右手に道の駅が見える所で左手に青い樋門が見えている。ここは上井路が下の小川を越えている所で、樋門は水路の水を小川に落とす為のもののようである。この上流側から小川に降りると、旧道下がゴツゴツした石桁橋になっている。
66.花水車南橋 豊後大野市緒方町原尻
Map
石樋を後にして原尻の滝へと通じる道を進み、R7を越えた所が花水車のある休憩所。その中の一画に水路を跨いで現代版5本桁橋が架かっている。下には色とりどりの鯉が泳いでいる。
67.二の宮社北地蔵前橋 豊後大野市緒方町原尻
Map
二の宮社参道橋が、当時の私にはアーチなのか太鼓桁なのか確認が取れていなかった。これがアーチだと言うのでその確認に寄ってみたのだが、まぎれもなくアーチである。で、せっかくここまでやって来たのに手ぶらで帰るのもどうかと思い、上まで登ってみると小さな龍が居た。さらに何か無いかと物色していると、参道橋に向かって左手に、お地蔵さんやら石灯籠やらが集まっている一画がある。下を見ると、水路の上に大きな石板が置かれている。これって、石桁橋でいいじゃん、と言うことで、久し振りの訪問の駄賃で桁橋として計上しておく。
二の宮社-龍 Map
68.金刀比羅社参道橋 豊後大野市緒方町下自在
Map
二の宮社から再び原尻の滝の上を戻って先ほどの上井路まで登る。そのまま水路沿いに下流へ向かう。やがて、R46との交差点に出くわす。その交差点を越えた左手、階段下に桁橋が架かっている。階段上には金刀比羅社。
69.下自在の橋
Map
豊後大野市緒方町下自在
金刀比羅社参道橋の下流側、目と鼻の先に、個人宅だが立派な桁橋が架かっている。
70.善照寺門前橋
Map
豊後大野市緒方町馬場
下自在を後にして善照寺へと向かうのに、このまま進めばやがてはと思っていたが、一応NAVIに案内させると、下のR502に出ろと言う。ま、その方が道が広いからいっかと素直に案内に従う。えらい急坂の中段辺りに石灯籠が見えている。そこまで登ると、その下を水路が流れているようだ。RC舗装路だが、上流側から覗き込むと、中央部付近に石桁が見えている。
71.森園天満宮参道橋大正橋
Map
豊後大野市緒方町馬場
善照寺のさらに西側に老人ホームがある。その東側PにちょとだけバイクをP。坂道を登ると、直ぐに右上に急角度で切れ上がる細道がある。そこを登ると水路を跨いで大正橋と言うのが架かっている。でもこのまま森園天満宮まで登って行く気力は無い。
72.馬場の石橋 豊後大野市緒方町馬場
Map
老人ホームの西側、ここも結構な坂道だが、そこからさらに急角度で細道が西へと登っている。ものの10mほども登ると右手に水路が現われ、2本桁が架かっている。