2.オダニの車橋 由布市庄内町櫟木
石アーチ Map
阿南橋から右下に小さく見えている。こちらには案内板があり、欄干が少し外にはみ出していて橋面を広くする工夫がされているとの記述有り。よく見ると確かにその通りで、壁石のいくつかが壁面からはみ出しており、欄干の厚みの半分ほどがその石で支えられているようだ。この橋は小さいが質の高さを伺わせるものがある。アーチは大変きれいである。阿南橋を渡って栗林を滑り降りると橋のたもとに到達できる。本当は橋の対岸から来るべきであろうが。
1.阿南橋 由布市庄内町櫟木  いちぎ
石アーチ Map
前回、竹田から抜けて来た時は全く存在を知らずに素通りした所だ。今回は情報を仕入れて来たので櫟木バス停は直ぐに見つかったが、そこから右折とあったのでこれに惑わされた。随分探し回って農家の人に聞いてやっと右折ではなくて左折だと分かった。バス停を左折と言うより左前方というのが正解。まぎらわしい。行ってみるとすぐそこだった。立派な橋であるが大分川にあるダムのせいで、間田川にはほとんど流れが無く淀んでいて、おせじにもきれいとは言えなかった。車橋から見上げると逆光ぎみで回りには大きな樹木が多く、特に左手半分ほどは隠れて見えない。が、大きな感じは伝わってくる。
3.間田橋 由布市庄内町東長宝-櫟木
2連石アーチ Map
阿南橋を探すのに迷って迷って、間田川の少し上流へ行ってしまったが、そこに架かる橋が良くは確認できなかったがアーチ状で石橋のように見える。これが実は変則2連アーチ石橋であることが、その後の贄田さんの調査で判明。新規発見である。
7.岩下橋 由布市庄内町阿蘇野-直野内山
石アーチ Map
R621を阿蘇野川沿いに阿蘇野方面へ向かう。やがて渓谷の様相を呈してきてやっと開けた三叉路に架かる。民家らしき家があるが人が住んでいる気配は無い。輪石下面は鉄骨でびっしりと補強されている。基礎部もRCで固められている。この橋を渡って行けば先週久住側から行った男池湧水へ到達できる。
13.宗寿寺川下桁橋 由布市庄内町西大津留
Map
東別府駅から急坂のR51をぐんぐん登って行く。今日は別府湾がくっきりと見えている。無数のヨットが浮かんでいる。その向こうに国東の山々が見えている。内成を経由し、ゴルフ場を抜け、猿渡り橋を渡り、やっとの思いでR52に出る。直ぐに大津留小学校がありその先の鉄橋を越えて右折、急坂を宗寿寺川沿いに登って行く。かなり急である。500mほど過ぎた所で道路がごちゃごちゃしている一角に出くわす。その右手に桁橋がある。
14.宗寿寺川上桁橋 由布市庄内町西大津留
Map
その直ぐ上流の道路下にも桁橋がある。10mも離れていない。
5.観音橋
石アーチ Map
由布市庄内町五ケ瀬
R210に戻って、大龍五叉路を広域農道へ入り東へ進む。900m先橋を渡って右折、200m先登った所の現橋の上流側に残されている。廃橋状態。植生に邪魔されて全貌が分からない。
4.知尾谷橋
合掌桁 Map
由布市庄内町大龍
大龍(おおたつ)地区をあちこち探し回ってやっと探し当てた。R210の大龍交差点南側五ヶ瀬方面へ向かう旧道を300m程行った所の集落の右手東庄内農協前バス停を入って右手に発見。ちょうど通りかかった農家の人に聞くと、川は知尾谷川ですが橋の名前はそういうことになるんでしょうか、と確信は持てなかった。通学路のため上面をRCで舗装し両側にきれいな手摺りを付けて落ちないようにしている細い道路である。覗き込むと桁石が屋根上になっている。リブアーチと呼ぶ形式か。それとも輪石を取り払ってRCで固めたのかその辺りは分からない。
6.夜見渡橋 (よみど)
石アーチ Map
由布市庄内町野畑
R210に戻って、役場前からR621へ入り南へ向かう。2.4km先夜見渡バス停から左下の小道を歩いて下って行った所に架かっている。ここも恐ろしくなるほどの絶壁峡谷である。近づき難い。覗き込むのも怖い。
8.瓜生田橋
石アーチ Map
由布市庄内町柿原-野畑
この橋もあちこち探し回ってやっと川の存在を確認できひょっとしてと思ったのがそうだった。とにかく案内板のような物が皆無だけにバス停や川を丹念にチェックして行くしか方法が無い。R210の南側100mほどの所(瓜生田大橋の東300m付近)に架かる。ただしここも草がびっしりで、たぶん瓜生田橋だと思う。川底はRCで固められている。
9.蓑草橋
石アーチ Map
由布市庄内町西
R210に戻って先へ進み湯布院町へ入り600mの所に左手JASS。その手前を左折、道なりに戻って行きやがてJRを越えて300m先左手旧道に残されている。植生に覆われていて見えづらい。
11.下組橋
石アーチ Map
由布市庄内町高岡
R719庄内駅を過ぎて700mの地点(小学校の手前)に深谷橋、さらに1.4km先に架かっている。上流側の畑から道路のRC床版の下をよーく見るとコルゲートパイプの上にアーチが残されているのが分かる。前回も一応チェックはしたが気が付かなかった。
12.円通寺橋
石アーチ Map
由布市庄内町西大津留
R210小野屋でR52に入る。(入り方が分からなかったが、橋の手前で左折してR210を潜ればいいようだ)小野屋中心で右折、そこから3.2km先上瀬口バス停の先(その向こうに松尾大橋が見えている)を左折、登って行って700m先分岐を右下に降りて行った所に架かっている。これもアーチがきれいで平行積みである。
10.深谷橋
石アーチ Map
由布市庄内町中-高岡
旧道R719に入って庄内の駅前を通過してやがて右手に小学校が見える位置の橋とも思えないところがそうだった。一度は気が付かずに通過しただけだったが、上流部に回って川の存在を確認してから下りてきて、もしやと思ってのぞき込むとどうもそうらしい気配。とにかく木々や草が鬱そうと茂っていてかろうじて輪石の一部を確認できるのみ。橋名は確認できず。
2013.04.27(土)晴れ。2007.03.25に単身赴任中最後の宮崎探索を行って以来、実に6年の歳月が経過している。今回、20日に日南市で石橋の総会、及び、27日に別府市で同窓会とちょうど一週間を置いて2つの行事があり、これをいいことにホテル泊を続けながらの正に南九州放浪の旅を計画した。18日夕方大阪南港よりフェリーで宮崎へ。19日はどんよりと曇り空、おまけに風が強い。時刻は9:00ちょうど。これから、約12日間の南九州再訪放浪の旅をスタートする。

9日目)27日は私の石橋を巡る旅の出発点ともなった長洲で目が覚める。6年振りの再訪で大変懐かしい場所である。今や造船業も今一で、私が居た頃の活気は無い。と言う訳で、なんと宿泊者は私一人。逆に迷惑だったかなーとちょっぴり恐縮。昨夜はかつての同僚と楽しい夕食。ってな訳で感傷に浸るのもアッと言う間。夜露にびしょ濡れのバイクをきれいに拭き清めて、まずは東へ向かう。そう、ちょうど6年前のあの日と同じように。
早朝の大津を駆け抜け、阿蘇を越えて大分へ向かう。
15.大龍橋 由布市庄内町大龍
石アーチ Map
R210を湯布院から庄内へと入り込む。市役所を過ぎて、その先、大龍交差点を右折、R30には入らずに東方向へ進む。直ぐに左手に水路が見えて来る。その水路を北へ辿ると、直ぐに川に行き当たる。水路がその川を越える所が輪石アーチになっているのだ。見ようによっては、変則3連アーチとも取れるような気がする。 径間3.6m
16.円通寺下橋 由布市庄内町西大津留
Map
大龍橋を後にしてそのまま北へ向かい、大分川を越えてR52を北へ向かう。やがて懐かしい円通寺橋に迷わず辿り着く。やっぱり、記憶が蘇って来る。見ると立て看板があり、漏渕石橋とある。この直ぐ下流側が実は石桁橋となっているのだ。