ちょうど近くのおばあさんが降りて来たので挨拶すると、あなたで3人目ですよ、石橋を見に来た人に会うのは、と。時々橋にまとわりつく草を切り払ってきれいにしておくのだが最近はやっていない。これは大正何年かにでけた橋ですよ、と。休みの日はこうやって石橋巡りをしています。熊本から来て宇佐の実家に行く途中です、と応えると、そらいい趣味じゃ、これやったらあまり金もかからんじゃろぉし、うーんいい趣味じゃ。こん向こうん橋宇津の黒田さんの家の前にも架かっちょるよ。こういう受け答えを経験するのも旅のいい思い出である。その土地土地の方言を聞くことができて面白い。大分弁はやはりなつかしい。