2020.02.01(土)晴れ 前回に続き今回も岡山市北区。北区の既知の石橋情報は多い。が、取り敢えず、今回で北区での探索を一応終わりとしたい。今回も瀬戸PAで車中泊。岡山ICで降りる。最近の暖冬はどこへやら、天気はいいのだが、今朝の空気の冷たいこと。山手からはおこぼれのみぞれ交じりの小雪もチラホラ。久し振りに両手がコチコチにかじかんだ。
141.若宮八幡宮参道橋 岡山市北区楢津
岡山ICを出てR53を南へ。その先、直ぐに右手西の方へ、細道に入る。ここも狭い。運良く対向車は現れず、直ぐに若宮八幡へ到着。参道を少し登った所に桁橋があった。
142.祖師堂前橋 143.祖師堂西橋
若宮八幡の少し西の方、祖師堂と言うのがある。ストビューでは、道路を走る以外にポツンとそこだけに飛んで行くことができる時がある。ここが、それ。細道を西へ進むと、歯科技工士なんたらと言うのがあり、その前がほんの少し広い。その先はどうなっているのか分からないので、ここに停めて歩く。細道をグニャグニャ登って行く。カメラを持つ手指の感覚が無くなるほどの冷たさ。こんな狭い道なのに、祖師堂の前の家には軽自動車が停まっている。軽とは言え、私には、こんな細道を車が通ることが信じられない。直角コーナー、擦らずに曲がれるのだろうか?住んでいる人には申し訳ないが、冗談としか思えないような光景である。
154.岩山宮北橋 155.岩山宮参道橋
1枚橋
一童社を後にして、次の岩山宮へ向かうべく歩き出すと、何やら山手へ延びる細山道がある。それも、石張り、石段ばかり。ご苦労なこってす。すると、突如、4本桁が現れた。結局、岩山宮までは行かず、その先で下る。そこには廻廊があり、ちょうど岩山宮参道の入口だった。1枚橋がある。この廻廊だが、長い。一番高い位置にある南随神門から南へ緩く下っている。WEB地図上では、目分量でざっと200mほどもある。岩山宮参道の入口の直ぐ隣には、廻廊の下を細溝が潜っている。そこも石桁となっている。さらにその直ぐそばには、えびす宮関連の建物への登り口がある。そこも石桁である。これ以外にも怪しげなのがあったが、無視。
156.廻廊中橋 157.廻廊脇橋
144.吉備津神社北参道橋 岡山市北区吉備津
実は、前回118日にこの吉備津神社にはやって来たのだが、ちょとしたトラブルが発生し、途中であきらめて奈良に戻ったと言う経緯があった。そんな訳で、今回はその復讐戦である。従って、前回撮影分(夕方)と今回撮影分(朝)を織り交ぜることになる。
145.吉備津神社北参道側橋
本来の北参道とその隣にも参道のような細路が並行している。さらには、現車道も並行している。要するに、3本。ちょと、不思議な道路配置である。
146.吉備津神社北階段参道入口橋
岡山市北区吉備津
北参道が終わると、グイと右へ曲がって、階段参道が始まる。この階段は、上の北随神門まで続く。その入口、中段、及び随神門の前と奥、それぞれに横断溝を塞ぐ石板がペタペタと。これを石橋として計上する。
147.北階段参道中橋
148.北随神門前橋
149.北随神門奥橋
これ以外にも、境内の広場にもあるが、こちらは無視。
150.祈祷殿前池北橋 / 151.南橋 152.奥橋
1枚桁 岡山市北区吉備津
153.一童社前橋 太鼓桁
これは、石橋かどうかちょと自信は無いが、太鼓桁として計上しておく。現代版石橋は、あまりにもきれいに成形され過ぎていて、地肌が石なのかどうか実に分かりにくい。
245.石門別神社参道橋
桁    いわとわけ
岡山市北区奥田
246.春日神社境内橋
2径間桁
岡山市北区七日市西町
一見すると丸い砂場のように見えるが、ここに水が溜まることはあるのだろうか?
この神社の参道入口は、東の方、旭川の土手上。そこから階段を数段降りて行くようになっている。
今回の探索では、N田氏による既知情報(10年前)+現WEB地図・ストビューによる新たな情報、に基づいたものだったのだが、合計で106基もの大漁となった。1日のGET数としては、全くの別格である。要するに、岡山市にはそれだけ大量の石橋が残っていると言う事。とにかく、WEB地図上では水色がメチャクチャ多い。まさしく網の目状である。おそらく、50年ほども前では、見渡す限り田んぼが広がっていたのではないかと思う。田んぼの中には、各地区毎に神社と集落が固まり、水路を挟んでの行き来の為に木橋・石橋が架けられた。その後、急速な都市化の波にのまれ、駅前を中心として郊外へ郊外へと宅地化が進んだものと推察する。でも、田んぼが無くなってしまった訳では無い。そうなると、何となく網の目状の水路も樋門設備もそのまんま残ってしまった、石橋も別に撤去しなくてもいいじゃん、あっても邪魔にはならないし、だと思う。尚、このレポートをまとめている際にも、ストビューによる新たな情報もチラホラ出て来た。ま、それらは当分お預けとしておき、取り敢えず岡山市北区の探索はこれで一旦終わりとしておく。
158.御竃殿前橋 159.御竃殿東橋
160.本宮社前橋 161.本宮社下橋
162.旧社務所門前橋 163.瀧祭神社下橋
ここは、吉備津神社の南端。この道も狭く、離合はほぼ困難。なのに、かなりの交通量。
164.宮内の南橋 165.宮内の北橋
166.宇賀神社南橋 167.宇賀神社西橋
168.宇賀神社北橋 169.吉備津神社神池橋
170.普賢院門前橋 岡山市北区吉備津
171.惣爪正八幡宮参道橋 岡山市北区惣爪 そうずめ
ここには、2基の石橋があると言う。それは直ぐに発見。どちらも田んぼの中を巡る細溝に架かっている。そういう事ならと、その辺を見回してみる。すると、何となく怪しげな雰囲気のあるところがチラホラ。
172.東参道脇橋 173.惣爪正八幡宮東橋
174.惣爪正八幡宮北橋 175.惣爪正八幡宮西橋
176.三十番神社参道橋 岡山市北区川入
惣爪地区を後にして、南の方新幹線を潜り、撫川-庭瀬地区へと向かう。WEB地図での事前ウロウロで、三十番神社と犬養木堂何たらと言うのが目に入る。でも、ストビューでは微妙に近づけない。そんな訳で、ちょいの間だからと、広目の歩道に乗り上げ、カメラを持って走る。すると、神社前にあった。それと、その途中にチラと石桁が見えていた所が気になる。念のためにチェック。この辺り、道は狭く、住宅密集地。おまけに、細溝はきれいとは言えない。中を覗くことはしなかったが、石橋で間違い無いと思う。結局、犬養木堂何たらは面倒臭くてチェックせず。
177.三十番神社東橋 178.三十番神社北橋
179.川入の樋門橋 岡山市北区川入
樋門桁
三十番神社の次は、少し東の厄除八幡。そこまでの水路沿いの道だが、いくつか石橋があるようだ。その最初のチェックポイントは2基の樋門。大きな方の樋門は外れ。その隣の小さな樋門は、上面は土に覆われていて明確では無いが、いい雰囲気。まず、石桁で間違いないと思う。その直ぐ東にもチェックポイントはあるのだが、住人が居るので長居はしたくない。無視。
180.厄除八幡神社参道橋
前回も奈良へ戻る前に、ここには来てみたのだが、工事中で参道橋の上には鉄板が置かれていた。で、あれから2週間も経ったのだからと再びやって来たのだが、期待とは裏腹に工事範囲はさらに広がっている。ま、鉄板は無かったので、チラと撮影。これで良しとする。
181.庭瀬の石橋1号 岡山市北区庭瀬
182.庭瀬の石橋2号 183.庭瀬の石橋3号
184.庭瀬の樋門橋 樋門桁
ストビューでは、この東隣の道路橋に親柱があるのが見えている。地覆か石桁のような物も見えている。気になる。そんな訳でやって来たのだが、ここも、念入りに調べるのは気が引けるような場所。一応、東側から側面を覗くと、RC床板のようであり、石桁が残されているかどうかは分からない。じゃぁ、西側からならどうかな?と言う事で、ゴミステーションの下から、と思って近づくと、その隣に石桁樋門がある。これは、ストビューでは想定外。これも土被りはあるものの、石桁である。
185.中撫川八幡神社参道橋 186.中撫川の石橋1号
桁 / 1枚桁  なかなつかわ 岡山市北区中撫川
ここは、ストビューで何度もチェックしたのだが、とてものこと車で行く気にはならない。対向車が来たらOUT。幸い、先ほどの樋門の少し南に、宅地造成後の空き地があったので失敬。歩きでも大丈夫。南側住宅地から、田んぼの畦道を北へ向かう。参道橋を撮影後、畦道を戻っていると、ちょうど、住宅街に入る所に小さな1枚桁があったので、駄賃として計上。
187.中正院門前橋 188.庭瀬の石橋4号
桁 / 桁 岡山市北区庭瀬
庭瀬地区の中心部へとやって来た。中正院門前橋を撮影して西へ向かうと、直ぐの所で、アスファルトの左手に石桁が見えている。下を覗くと石桁がビッシリ。
189.信城寺門前橋 190.高札場跡前橋
191.撫川の石橋1号 岡山市北区撫川  なつかわ
次の目的地は観音院なのだが、そのほんの僅か手前、民家の門前に、エエーッ!と言うような珍しい高欄を有した、およそ民家門前には有り得ないような見事な石橋があった。
192.観音院門前橋
193.住吉神社参道橋
194.應徳寺本堂前橋
195.應徳寺門前橋
196.撫川の石橋2号 岡山市北区撫川
いよいよ、撫川城跡・庭瀬城跡及びそれらを取り囲む濠・水路群の地域にやって来た。WEB地図をパッと見ただけで、こりゃぁ、車で巡るのは大変だぁ!そこで、どこかにPできる場所は無いかと探っていると、撫川城跡の南側にあった。これで安心して探索できる。カメラとコピーしたA4紙地図を持って、まずは西へ。次に北へ。そしてグルっと時計回りで歩く。
197.撫川の石橋3号
198.撫川の石橋4号
199.庭瀬城跡北橋 岡山市北区庭瀬
200.庭瀬城跡南橋
201.清山神社東橋 桁    すがやま
202.不変院門前橋

エヘヘ!ウヒヒ!オホホォ!遅かったじゃないの、会いたかった、ヨ!💛💛
203.平野の石橋1号 岡山市北区平野
撫川・庭瀬地区を後にして、庭瀬駅の北東側・南側へと向かう。サギが2羽。堂々としたもんで、そばを通り抜けても逃げない。カメラ目線?奈良のサギは、近づいていないのに飛んで行くのだが。
204.平野の石橋2号 205.平野の石橋3号
206.平野の石橋4号 207.平野の石橋5号
208.平野の石橋6号 樋門桁
209.平野の石橋7号 樋門桁
210.平野の石橋8号 211.平野の石橋9号
212.延友の石橋1号 岡山市北区延友
213.延友の石橋2号
214.薗崎神社参道橋 桁     おんざき
215.大賀家住宅前橋 岡山市北区今保
桁     登録有形文化財
ストビューでウロウロしつつ、平野・延友地区からさらに東へ。すると、今保地区にはかなり水色が広がり、樋門もある。細道を北へ向かうと、左手を石桁が過る。民家にしては立派な門・立派な石桁。良く見ると、登録有形文化財大賀家住宅とある。
216.樋ノ輪樋門橋 樋門桁
その樋門だが、下流側には古い樋門(明治四十四年三月)、上流側には新しい樋門(機動式)。古い方は、手動と言うか、あるいは人動とでも言うべきか、1枚の扉に1本の巻き上げ棒で対応しており、3人が取り付いていたものと思われる。古い方は、役目は終えているようだが、中を覗くと、石桁がビッシリ。見事である。
217.今保の石橋1号
218.久米の石橋1号 岡山市北区久米
219.白石の樋門橋 岡山市北区白石
220.北長瀬本町の石橋1号 岡山市北区北長瀬本町
221.今村宮参道橋 岡山市北区今4丁目
222.今村宮四阿前橋 1枚桁
223.今村宮南橋 224.今村宮北池小橋
225.今村宮宗像神社前
226.田中の石橋 岡山市北区田中
227.平田新樋樋門の石橋 岡山市北区平田    樋門桁
228.青江2丁目の石橋1号 229.青江2丁目の石橋2号
岡山市北区青江2丁目
230.青江2丁目の石橋3号
今日の大量の予定もようやく終盤を迎えた。時刻は、15時過ぎ。残りはわずかだが、またまた狭い所をウロつく必要がある。駐車スペースがあるかどうか気になる。ところが、うまい具合に直ぐ近くにイオンがある。これは、いい。買い物をするしないにかかわらず安心して駐車できる。そんな訳で、またまたA4紙コピー版地図とカメラを持って、ゆっくり歩き始める。走らなくてもいい。

既知情報は、この
2丁目の3基だけだったのだが、水路を辿り、南へ東へ。すると、あるはあるは!
231.青江5丁目の石橋1号 232.青江5丁目の石橋2号
岡山市北区青江5丁目
233.青江5丁目の石橋3号 234.青江5丁目の石橋4号
235.青江5丁目の石橋5号 236.青江5丁目の石橋6号
237.青江5丁目の石橋7号 238.青江5丁目の石橋8号
239.青江5丁目の石橋9号 240.青江5丁目の石橋10号
241.青江4丁目の石橋1号 242.青江4丁目の石橋2号
岡山市北区青江4丁目
243.青江4丁目の石橋3号
244.天野八幡宮参道橋 岡山市北区青江3丁目
2023.04.08(土)晴れ 道の駅 笠岡ベイファームで目覚める。今日は、くるまみち隊長とのコラボ探索の日である。氏の岡山出張が終わり、大阪へ戻る前にくるま2台でウロつくことに。
247.けん谷橋梁  (見谷)
レンガアーチ(JR津山線) 径間1.21m
岡山市北区御津金川 みつかながわ
このレンガアーチは、東側はアプローチ不可なので、JR津山線の宇甘川橋梁を潜って西側に回らなければならない。そこには石桁もある。
248.御津金川の町橋1号