2.水天宮参道橋 久留米市京町-瀬下町  せのした
5径間太鼓桁 Map
JR久留米駅西側の筑後川堤防沿いに水天宮がありその境内の池に架かっている太鼓橋である。橋脚支持構造が独特で他では見たことが無い方式である。円柱橋脚が3本x4列、そのうち中央部の2列には縦方向の連結桁が乗っておりその連結縦桁の上に横桁が乗るという凝った方式である。しかも円柱橋脚の上端には横桁を乗せるための受けがはめられている。通常はこのような連結縦桁も受けも無く橋脚の上に直接横桁である。今日見て回った4ヶ所の中の3ヶ所はこの方式であった。高欄はきれいに整形され、2列の手摺は微妙に円周を描いており、擬宝珠は全部で10個、金属製である。橋面の両端中央部付近にのみ階段が配置されている。
この境内には倒幕の功労者真木和泉守の全身像がある。
33.諏訪野町の石橋
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久留米市諏訪野町
12.御井桁橋 久留米市御井町  みい
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R750が高速を潜って東の高良山に向かう所で最初に越える小川の左手下流側に桁橋が見える。川底には容易に降りられる。覗き込むと立派な桁石を確認できる。
28.山王宮参道橋 久留米市草野町矢作
レンガアーチ+石桁 Map
草野の町橋からもう少し登って行く。左手に鳥居が現れる。そこを入って行く。すると参道橋がある。横に回ると、なんとなんとレンガアーチ。神社の参道橋でレンガアーチと言うのもかなり珍しい。そしていつも通り中を撮影してみる。ところが、中央部が何となく怪しい。ストロボ撮影してみる。すると、なんとこれまたビックリ。中央部には石桁があるではないか。と言うことは、元々は石桁橋。その後両側にレンガアーチを継ぎ足した、と言うことか。なんでまたそんな面倒臭いことを。一応見た目レンガアーチで計上しておく。
4.須佐能袁神社参道敬心橋 / 5.境内橋
3径間太鼓桁 / 桁 Map 久留米市草野町草野
久留米市内からR210を東へ向かうと草野町に至る。適当なところで右折し町中へ向かいR151を東へ向かう。歴史資料館のある所を通り過ぎて少し行くと右手に神社がある。その境内の池に架かっている太鼓橋である。やや小振りである。五穀神社のそれをうんと寸詰まりにしたような感じである。従って、アーチが急でアーチの1/3ぐらいの踏み板が少しずらされて階段状になっている。ただし、実際に歩いてみると全く階段にはなっておらずかなり斜めである。欄干につかまらずには歩けるものではない。金属製の擬宝珠が10個付いている。神社の名前からして古い印象がある。何と読むのであろうか?
14.高良山桁橋 久留米市御井町
2径間太鼓桁 Map
そのさらに少し登った所に狭いがPスペースがあり、右手に壊れかけた2径間桁橋が残されている。橋板が1枚無い。
1.梅林寺参道橋
3径間太鼓桁 Map
久留米市京町
JR久留米ウォーキングの最後のチェックポイントの梅林寺(JR久留米駅の北西)に太鼓橋がある。丸橋脚3本x2列、踏み板の中央部分のみ階段、擬宝珠のついたりっぱな欄干。御影石のようだ。
37.朝妻の清水の石橋1号
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久留米市御井朝妻1丁目  みいあさづま
38.朝妻の清水の石橋2号 〜 40.石橋4号
41.朝妻の清水の石橋5号 42.朝妻の清水の石橋6号
7.善導寺参道橋
2径間太鼓桁 Map
久留米市善導寺町飯田
久留米市東の郊外の筑後川沿いにある広大な敷地を持つ善導寺を訪ねた。ここは全盛期には相当な広さを誇っていたのであろう。今では周りに住宅が密集しているが、この地域では最大の規模と思われる。その参道の最初の門の前に架かっている。一見すると見過ごしそうだが列記とした石橋である。ただし、ここは川が流れている訳ではなく、池状の所に渡されているようだ。現状ではその池もほぼ土に埋もれていて、従って橋には見えない。石畳である。
44.赤司八幡宮参道橋 久留米市北野町赤司  あかじ
Map
43.高良下宮社参道橋 久留米市御井町
桁   こうらしもみや Map
 
34.櫛原天満宮参道橋
2径間桁 Map
久留米市東櫛原町
35.久留米市中央公園
   石声庭(愛の泉)の石橋
36.久留米市中央公園西橋
1枚桁 Map 多径間桁 Map
32.国分日吉神社参道橋 久留米市国分町
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30.聖マリア病院雪の聖母聖堂前橋/31.ルルド前橋
Map 久留米市津福本町
2025.05.16(金)くもり〜05.20(火)晴れ 17日に諫早で石橋の会合、19日に博多でミニミニ昼食会。これにかこつけて、福岡県内の石橋情報を潰して行くことにする。
29.長門石八幡神社参道橋
2径間太鼓桁 Map
久留米市北野町金島
11.石浦大橋
6径間太鼓桁 Map
久留米市大橋町合楽  あいらく
R322からR743へ左折、大堰駅を過ぎてR743は左折、道なりに南へ向かい筑後川を渡って土手上を右折、直ぐ左折、R742を久留米市大橋町へ。直ぐに右手に大橋小、その南側に大橋歴史公園が広がる。中央に大きな多脚式桁橋が移設保存されている。橋脚の左右連結に木材が使用されている。橋面にも木材が敷き詰められ、その上に土が盛られている。豊後街道が巨瀬川を越える地点に元禄11(1698)に架けられたとのこと。明和2(1765)に大改修が行われ、その記録が桁石に刻まれている。
10.九獅橋  きゅうし
石アーチ Map
久留米市東櫛原町
五穀神社の北側には広ーい中央公園がある。五穀神社入口の池の脇を右手に抜けると林が途切れ、パッと開けて公園が見渡せる。その右前方に中国風の見事な白い石橋が架かっている。最近造られたものであろう。手前の休憩スペースも中国風の建物でなかなかいい。それにしても五穀神社の向こうにこういう景色が広がっていたとは全く知らなかった。
21.宗安寺門前橋 久留米市寺町
Map やや大きな通りを越えて左手に宗安寺。
23.北野天満宮参道橋 久留米市北野町中-今山
5径間太鼓桁 Map
大城橋まで戻り、そのまま右岸沿いにR81を西へ。その先の信号を右へ降りて進むと左手に広大な北野天満宮がある。正面に回り込むと大きな鳥居の向こうに真っ赤な高欄の参道橋が見える。5径間多脚式太鼓桁橋。金色の金属製と思われる擬宝珠が10個。久留米市内にいくつか見かけられる多脚形式である。中央の径間にだけ縦桁が渡され、この縦桁の中央部でその上部の荷重を支えるようになっている。どう見てもこれでは縦桁に曲げせん断力が作用し、力学的にはアホかと叱られそうなまずい支持方法である。直ぐに分かりそうな気もするが。案の定1本の縦桁はせん断裂しており、これを補うために縦桁の中央に1本の脚を追加している。五穀神社境内橋にも同様な補強脚があった。
22.鏡天満宮参道橋
Map
久留米市北野町金島
田主丸で北へ向かい筑後川左岸堤防上のR81を西へ向かう。やがて大城橋(善導寺の直ぐ北に当たる)を北へ渡りR744へ右折、左下へ降りて行く。500mも進むと左手に鏡天満宮。鳥居の向こうに小さな参道橋が架かっている。
2016.05.14(土)晴れ 九州北部地方の石橋探訪の旅5日目。嬉野温泉の旅館で目覚める。初めて嬉野温泉に浸かったが、いきなりヌルヌルヌルヌル。石鹸成分が洗い流されているのかどうか全く判断できないほどヌルヌル。今朝もぐっすり6時まで眠っていた。今日も青空が広がっている。今日は大分へ向かうだけなので気が楽だ。途中あまり予定ルートから逸れない範囲で適度にアーチのつまみ食いを行うこととする。
24.草野の町橋1号 〜 27.草野の町橋4号
桁 x 4 Map 久留米市草野町矢作やはぎ Map Map Map
城島町を後にして、久留米中心部を突っ切り、R151を東へ進む。草野町矢作地区で細道に右折。細溝沿いに山手にある山王宮に向けて登って行く。直ぐに点々と石桁が見えて来る。ほとんど個人宅のものであるが、4基計上しておく。この地区は石桁橋の匂いがプンプンしている。
9.流堀橋梁 ← 縄手橋梁 久留米市白山町-縄手町
レンガアーチ(JR鹿児島本線) Map
久留米駅の300mほど南には幅広のR264が東西に潜っている。そこが縄手交差点。その100mほど駅寄りの地点に小川が流れていて、レンガアーチが架かっている。欠円アーチである。かなり平べったい。中に潜るとアーチは4組に分かれていることが分かる。多分拡幅の度にレンガアーチを継ぎ足してきたのであろう。川の横には歩道が設けられている。
 
19.誓行寺門前橋 久留米市寺町
Map 次は、右手に誓行寺。
18.妙蓮寺門前橋
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久留米市寺町
遍照院から通りを駅方面南に向かうと直ぐに左手に妙蓮寺。通りの脇に門前橋がある。
20.浄願寺門前橋 久留米市寺町
Map 次は隣で浄願寺。
8.善導寺参道一の橋 久留米市善導寺町飯田
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3.五穀神社参道橋 久留米市通外町 とおりほかまち
6径間太鼓桁 Map
石橋文化センターの300mほど西北側少し入った所に五穀神社があり、その境内の池に太鼓橋が架かっている。大変古く1806年と書かれている。200年前ということになる。水天宮と同じ方式である。年代から言えばこちらが本家であろう。ただしこちらはその特徴である中央部の縦桁には後で新たな橋脚が設置されている。力学的に見てこの支持方式には多少無理があるように見受けられる。素人目にも追加の橋脚が欲しくなるところである。欄干は神社に良く見られるもので、かなり尖った金属製の擬宝珠が10個付いている。
13.御手洗橋 久留米市御井町
5径間太鼓桁 Map
R750高良山に向かって200mほど登ると右手に池がある。そこに多脚式桁橋が架かっている。子供達が脚の周りで水遊びをしている。立派な擬宝珠が10個付いている。前回もこの坂を下って来たのだが、こんな大きい橋に全く気付かなかった。当時は目の付け所が違っていた証拠である。
6.若宮八幡宮参道橋 久留米市草野町吉木
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草野町の分かりにくい迷路のような道を案内に従って山手に進む。かなり登った上の方の斜面に長い参道がある。階段の数も相当なものであろう。中程にびっくりすぐらい立派な楼門がある。その前の小さな池に架かっている。欄干はそれなりの広がりを持っているが実際の橋の部分は1m程しかない。擬宝珠は10個も付いている。
15.遍照院庭園桁橋 / 16.下一枚橋 / 17.上一枚橋
2径間太鼓桁 / 1枚橋 / 1枚橋 Map 久留米市東櫛原町
西鉄久留米駅のほぼ真北500mほどに位置する所にお寺が密集する一角がある。その名も寺町。城下町では城下の防御のために必ずといっていいほど寺を一角に集めることが行われていた。たぶんこの寺町もそうだと思われる。この中で一際広い面積を占めているのが、通りの北西端に位置する遍照院である。幕末の志士高山彦九郎の墓があることで知られている。Pの北側にきれいな庭園が広がっており中心に心字の池が横たわっている。その中央部に2径間桁橋、橋を渡ると左前方から滝水が流れる細い水路がある。この水路に分厚い一枚岩でできた一枚橋が上流下流2基架かっている。