JR久留米駅西側の筑後川堤防沿いに水天宮がありその境内の池に架かっている太鼓橋である。橋脚支持構造が独特で他では見たことが無い方式である。円柱橋脚が3本x4列、そのうち中央部の2列には縦方向の連結桁が乗っておりその連結縦桁の上に横桁が乗るという凝った方式である。しかも円柱橋脚の上端には横桁を乗せるための受けがはめられている。通常はこのような連結縦桁も受けも無く橋脚の上に直接横桁である。今日見て回った4ヶ所の中の3ヶ所はこの方式であった。高欄はきれいに整形され、2列の手摺は微妙に円周を描いており、擬宝珠は全部で10個、金属製である。橋面の両端中央部付近にのみ階段が配置されている。
この境内には倒幕の功労者真木和泉守の全身像がある。 |