1.三条八幡神社参道橋 芦屋三条1
1枚桁
阪急芦屋川駅の西方約500m、かなり傾斜が急な一帯に三条八幡神社はある。神社の下は阪急の線路である。北側に細溝が流れ下っており、そこに桁橋が架かっている。RCかな?と思ったが下を覗いて見て分かった。大きな御影石の一枚橋である。高欄はピカピカツルツルで立派なものである。なかなかに凝った意匠である。平べったい擬宝珠が4個付いている。
8.芦屋神社東参道橋 芦屋市東芦屋町20−3
阪急沿線の比較的平らな地を後にして、六麓荘町へと登って行く。阪急から北へ向かうと、傾斜がドンドンきつくなっていく。そして、いわゆる高級住宅街が続く。道路は、全く無秩序とも言えるほど、クネクネ、グニャグニャ。これに急劇なアップダウンが拍車をかける。その途中、芦屋神社を目指すのだが、NAVIが無ければ、まずまず到達は不可能と思えるような、過酷なルートを辿ることになった。良くもまーぁ、こんな所に暮らす気になるもんだなとあきれるほど。車が無いと快適な生活は送れないだろうと思う。老後は大変だ。私的には、いくらお金があっても、こんな所には住みたくない。芦屋神社付近からは、大阪湾が遥か下の方に見える。夢中で登って来たが、結構な標高である。
2021.02.21(日)晴 気象用語に、三寒四温と言うのがある。正にその通りの日が続いている。先日1718日には、この冬一番の積雪があった。葛城山系は真っ白に雪化粧。しかし、昨日今日は一転して、4月並みの陽気。最高気温が5℃から20℃へ。先週に続き、某冊子の記述のチェックに向かうことにする。芦屋市の六麓荘町に石橋がいくつかあると言う。
2.真如苑関西本部前橋 / 3.北橋
桁 / 桁 芦屋市松ノ内町9−10
六麓荘町に石橋があると言うことだが、六麓荘町はかなり上の方にある。まずは、下の方からめぼしいのを物色して行く。真如苑が何なのかは知らないが、見事な塀に立派な門。その門前だが、グルリと白いのが取り巻いている。良く見ると、ペタペタ石橋。その直ぐ北には小さな門、そこにも石橋。
(参考) 雲渓橋 うんけい  芦屋市六麓荘町 ろくろくそうちょう
??
下の方の諸々を片付けて、ようやく六麓荘町の一番下へとやって来た。岩園天神社と言うのがあるのだが、ここは外れ。ここから、一筋の谷川が六麓荘町の住宅街の真ん中を上へと延びている。住宅街の一区画毎に道路がこの谷川を横切っている。これらを、天神社から上へと順に辿って行く。すると、全ての道路に、橋が架かっている。そこには、私のこれまでの経験からは想像もできないほど立派で凝った造りの石高欄・親柱がある。立派と言うより、仰々しいと言った方が正解のような感じがするほど。某冊子の記述はこれらの橋を指していると思って差し支えないと思う。しかし、石橋とは言うものの、残念ながら、上面はもちろんのこと、側面を確認できる場合もその全てに於いて、石材は全く見ることができない。できないどころか、一番下の橋を除いて、その他全てが橋の下はRCで埋め尽くされていて、塩ビパイプが2本設置されているのみ。要するに橋下に空間が無い。おそらく、先の震災による災害復旧工事でこうなったものと思われるが、石高欄・親柱以外に石材が全く確認できないとなれば、私的には石橋とみなす訳にはいかない。ただし、上の方の雲渓橋のみは、側面に石材が見えている。それが、この写真。ここまで全て裏切られていたので、これには驚くと同時に、ときめいたもんである。しかし、これは一体、どう考えたらいいのだろうか。要石があることから、アーチ式石橋のようでもある。しかし、輪石ではない。では円弧桁なのか、それとも円弧リブアーチなのか。はたまた、六角形の壁石からは、端部のみに石板が張られているのかもしれない。中を見ることができないので、如何ともし難いが、これ以上は判別不能。と言う事で、参考扱いとしておく。ただ、私が一つ気になっているのは、この川幅(約2m)に対して塩ビパイプ12本で流量を賄えているのだろうか。この川は、住宅街にあるものの、物凄い傾斜である。ゲリラ豪雨が降れば、あっという間に溢れそうだが。
尚、いわゆる良く言うところの芦屋の高級住宅街、前述したようにこの一帯はかなりの傾斜地である。感覚的には、上に行くほど敷地が広く、広壮な建物が多くなるようだ。そして、全てに於いて、立派な玄関門。その前にはかなりの確率で石橋。私が、ザーッと走っただけで相当な数の玄関門前橋に出逢った。が、それらは全て無視。キリが無い。
4.三条南町橋1号 5.三条南町橋2号
芦屋市三条南町
6.西芦屋町橋1号
芦屋市西芦屋町
ここは、住宅街のとある交差点。その北西角、民家前だが、いい感じで石橋がある。その直ぐ北にも小さいのがある。さらに、南東角には忘れられたかのように石橋が残されている。
7.三条町橋1号
芦屋市三条町
三条南町から阪急を北へ越えると三条町。懐かしい八幡神社がある。その直ぐ北西、かなりの急坂を登って行き、道路がグイと曲がる位置にも、いい感じで石橋。