1.上安久橋梁

舞鶴市上安久

レンガアーチ(JR舞鶴線)

JR西舞鶴駅の北の方に城北中がある。今日は運動会の予行演習でもやっているのかスピーカーの声が元気だ。その南側の道路を東へ進み、道なりに線路を越える。そこから線路は東の伊佐津川堤防に向かって高度を増していく。正にその堤防の手前で一筋の水路が線路法面を潜って北へ流れている。そこがレンガアーチになっている。

2.岡田橋

舞鶴市岡田由里

石アーチ

JR西舞鶴駅前のR27を北へ向かいR175へ左折、西へ向かう。由良川を西へ越えるとR175は由良川左岸沿いを上流に向かう。やがて支流岡田川を越えるが、この時現橋の右手上流側下方に石造りアーチ橋が見えている。現橋を渡って即右折するといきなり河川公園に入る。そこから歩。隣は岡田中である。ここのスピーカーも元気だ。階段を下りて行くと自然と石橋を渡ることになる。私にとって久し振りの石造りアーチ橋である。輪石は小さいが隙間無くびっしりと並んでいる。壁石は平行積みで、細長の石がこれまたびっしりと積まれている。概して素朴で豪快な九州の石橋とはかなり趣が異なる。河川改修の時に現在の状態になったとのことで、当時の写真から類推すると、橋自体はほとんどそのままで、流路を真っ直ぐにしたために取り残される形となり、両端部を石垣でがっちり固めたという感じである。 径間12.34m、環厚0.49m

3.大川神社参道橋

舞鶴市大川

R175を戻る。先ほども気付いていたが大川神社に寄ってみる。すると参道か普通の道路か分からないようなど真ん中にポツンと参道橋がある。下を川が流れているのかどうかもまるで分からない。
大川神社-龍
4.和江神社庭園橋 舞鶴市和江

R175からそのままR178に入り由良川河口に向かう。右手に由良川がぐっと迫った所に和江神社がある。参道橋は無いが何となく境内に踏み込んでみると、右手奥に小さな枯れ池があり池の中ほどまで突き出た桁橋がある。

2014.10.11(土)晴 今日は、3連休の初日。台風19号の接近状況如何では石橋探索などもっての外だが、予報を入念にチェックし、今日と明日の夕方までは大丈夫だろうと高を括り、初めての京都縦貫道を舞鶴・丹後方面を目指して快調に飛ばす。
12.棒谷橋 舞鶴市西方寺
石アーチ

岡田橋はかなり有名だが、その少し上流に広がる西方寺地区に棒谷橋と言う眼鏡橋があると言う。しかし、これまで様々ネット検索を行って来たものの、写真はおろか、そのズバリの場所は全く不明であった。ところが、最近の検索でようやく場所が判明した。地区の公民館前とのこと。しかし、公民館前と言われても、地図上に表示されている訳では無く、相変わらず不明であることに変わりは無い。そこで今回、航空写真を見て、民家では無い公民館風と思える屋根形状を見つけ出し、とにかくその場所へとやって来た。すると、確かにそこに公民館はあった。そして公民館前にポッカリ取り残されているような植生の藪の一画を良ーく眺めるとかすかにアーチの輪郭のような物が見えている。下流側の民家の前に降りてみると、同様に蔦状のものすごい植生に覆い尽くされているが、アーチらしき空洞を確認できる。上流側・下流側共にしばらく草刈りに専念。でもアーチは微妙に大きく、小柄な私ではかろうじてアーチの輪郭が分かる程度までが刈取の限度である。詳細は不明だが、輪石を除く壁石部分にはRCが塗られているようで、石積みがあるのかどうかは判別できない。輪石は非常に緻密できれいな半円形状を描いている。中は細水路と通路となっている。ただし、改めて周囲の状況を眺めてみると、何故この場所にこのような立派なアーチ式石橋を構築する必要があったのか、全く理解に苦しむような感じである。向こうへ行くのは道路を越えて行けば済む話である。何故わざわざ金のかかる石アーチをと思うが、何とも不思議な立地条件ではある。しかし、こののどかな大変静かなこの地で、正に“里の石橋”と呼びたくなるような、いい雰囲気を有した見事な石橋である。 径間2.7m、内高約2.7m環厚0.31m


右手が公民館
14.田辺城跡舞鶴公園あやめ池西橋 / 15.あやめ池東橋
桁 / 2径間桁 舞鶴市南田辺

西舞鶴駅の北側に田辺城跡が広がっている。現状は舞鶴公園と言うようである。西側入口にはかつての城門が殿と聳えている。そこを潜って中へ入って行くとあやめ池がある。中央の島に向かって、2本桁橋と2径間桁橋が架かっている。

16.心種園壱の橋 2径間桁
17.心種園弐の橋 / 18.心種園三の橋
1本桁 / 1本桁
さらに奥に進むと心種園と言う一画がある。良く見ると、それぞれ趣の異なる桁橋が3基確認できる。
2014.10.12(日)くもり 昨日は、道の駅にて、くるまみち様と待ち合わせ、氏の車で車中泊。そして今日は、どうやら台風19号は少し遅れているようであり、兼ねてよりの懸案だった戦争遺跡槇山砲台軍道に散らばる軍橋のチェックを予定通りに行うことにする。早朝より探索を開始するも、残念ながら見つかった4橋はいずれもRCアーチであった。気を取り直し、その他の気になる箇所のチェックに向かう。
19.日尾池姫神社参道橋 舞鶴市与保呂
桁 / 1本桁 / 1枚桁

与保呂地区の奥には水源となっているダム・堰堤がある。このチェックに向かう途中に日尾池姫神社と言うのがあるので冷かしてみる。すると、参道入口に円弧桁橋、枯れ庭園には1本橋、その南側には小さな1枚橋があった。

20.庭園1本橋 21.境内橋
日尾池姫神社-龍
5.大森神社参道橋 舞鶴市森
 (彌伽宣神社)
西舞鶴からJR舞鶴線沿いにチェックしながら東へ向かう。しかし、全部ヒットしない。東舞鶴市街までやってきて気が付いたら線路からどんどん離れていってしまう。あわてて線路方面に向かおうとすると、目の前に神社がある。参道が長く薄暗い。その参道の中ほどにペタンと桁橋が置かれている。下を水が流れているのかどうかまるで分からない。
6.大森神社西橋
参道の本殿拠りの西側にも小さな桁橋がある。この辺り、一方通行が多くて狙った場所へ行くのに苦労する。
7.白糸浜神社境内橋 舞鶴市浜
2径間桁

東舞鶴駅の北東方面、与保呂川を越えた所に白糸中がある。道路を挟んだその直ぐ北側に白糸浜神社がある。参道橋は無いのだが、境内に入ってみると左手に枯池がありクランク状桁橋がある。悪くない庭園だと思うがまるで手入れされていないのは残念だ。

8.朝代神社参道橋 舞鶴市朝代 あさしろ

西舞鶴の西側を高野川が南から北に流れている。その高野川の西側の山裾には神社寺社がずらりと並んでいる。その一画、実は偶然に紛れ込んだのだが、たまたまそこに参道橋があった。府社朝代神社とある。

9.桂林寺墓地入口橋 10.桂林寺天香観音前橋
桁 / 桁

舞鶴市引土新

さらに少し北には桂林寺。急坂を登ると大きな門がある。門の左手には墓地が広がっている。その入口に桁橋。さらに、その奥にも桁橋。案内板があるので読んでみると天香観音とある。たぶん奥に見えているのがそれだろうと思う。
2013.11.09(土)晴 今日は、先週の続きで、福知山市から亀岡市にかけて散らばるJRレンガアーチのチェックに行くことにする。日の出の時刻が段々と遅くなってきたこともあり、私の起床時間も何となく遅くなってきた。今日は6:45に出発。ところが、近畿道東大阪付近から大渋滞が始まり、延々と中国道宝塚トンネル手前まで摺り抜けの連続である。で、今日は、いつも渋滞するはずの宝塚トンネルの手前で渋滞が解消するのだから、不思議だ。これだから渋滞のメカニズムは不可解である。丹波盆地・福知山盆地は今日も真っ白なヴェールの中に沈んでいた。
11.(仮)真倉南橋梁 舞鶴市真倉
レンガアーチ(JR舞鶴線)

黒谷橋梁を後にして舞鶴市域に入り、R27をさらに下って行く。1kmほど先でちょと分かりづらいが、短いトンネルを出た所を谷溝が線路とR27の下を潜っている所がある。そこにレンガアーチが見えている。でもR27からは微妙な深さがあり降りる訳には行かない。線路を越えるのは気が引けるので、じゃ伊佐津川に降りてそこから遡るかと思ったが、ここは高いRC垂直壁の中間位置に開口部があり全く歯が立たない。仕方無くR27に戻るも、ここは躊躇している場合では無い。意を決して線路を乗り越え山側の藪の中に飛び込む。そこはいつぞやの大雨の痕跡だと思うが、枯木・枯竹がビッシリと埋め尽くし異様な景観となっている。ここも苔が生えたり多少の汚れがあるが、レンガ積の状態は良好である。 径間2.44m、内高abt3.23m


左手は短いトンネルの出口です

西側、鬱蒼と茂る木々の下です

R27側です
13.農人橋 舞鶴市北田辺-円満寺-引土
3径間桁
日暮れ時を迎えてその他の予定を全てあきらめ、宮津市域に別れを告げ、舞鶴市街へとやって来た。今日の宿泊場所と銭湯の場所を確認すると、その銭湯の直ぐ近くに高野川へと注ぐ支流の大手川と言うのがある。川と言っても流れはほとんど無い。その合流点から2番目の橋が3径間の石桁橋となっている。実に頼りない感じに見えるが、かなり古そうである。
阿良須神社-龍 舞鶴市小倉
29.田口神社厳島神社前橋 舞鶴市朝来中  あせくなか
1枚桁
龍勝寺を後にすると16時を回っており、もう日暮れ間近であるが、二つ三つ残すのも癪なので、とにかく予定箇所を全て回ることにする。JR小浜線を北へ越え一山北側の朝来地区へとやって来た。山裾に西日を浴びて大きな常夜灯がある田口神社と言うのがある。参道入口の左手下の方にちょとした広さの池があり、厳島神社がある。そこへ渡るのに2基の1枚橋が架かっている。このうち、正面のが石橋である。
田口神社-龍
30.松尾寺本堂前橋 / 31.宝物殿入口橋
桁 / 1枚桁 舞鶴市松尾
先週は松尾寺入口の青葉橋梁の撮影をしたのだが、今日は何かあるだろうと思って山の上の松尾寺まで行ってみる。すると本堂の前に桁板がペタペタと置かれている。見るからに荒石混じりのRC板に見える。でも、よくよく境内のあらゆる石積み・石畳を見ると全て同じ材料であることが分かる。と言うことで、おそらく礫岩のような材質なのだと思うが、石橋として計上しておく。宝物殿の入口には現代版1枚橋があった。
松尾寺-龍
23.龍勝寺境内橋1号 舞鶴市行永
与保呂川中流域右岸側には閑静な住宅街が広がっている。その住宅街と山手との間に龍勝寺がある。WEB地図上で境内にいくつかの池があるので何かあるのではと思ってやって来たのだが、果たして、思った通り様々なタイプの桁橋があったので確認できたものを全て計上しておく。尚、個々の位置図は意味が無いので省略する。
24.龍勝寺境内橋2号 25.龍勝寺境内橋3号
26.龍勝寺境内橋4号 27.龍勝寺境内橋5号
28.龍勝寺境内橋6号
2014.10.18(土)快晴 先週、久し振りで与謝野町・宮津市・舞鶴市を訪れたことで、この方面の土地勘が蘇ったこともあり、はたまた前回結果的にかなりのよくばり行程だったこともあり、積み残しとなった京丹後市と舞鶴市の石橋を追いかけることにする。今朝はかなり冷え込んだので準冬装備。抜けるような青空の下、京都縦貫道新老ノ坂トンネルを亀岡に抜けた途端、乳白色の霧のヴェールに包まれる。正に、トンネルを抜けるとなんとやらで、霧や雲海は上から眺め降ろす分には極めていい雰囲気であるが、その真っ只中を走るバイク屋にとっては、むしろ雨よりもやっかいである。拭き取っても拭き取ってもキリが無い。
22.赤れんがパークの石橋 舞鶴市北吸
丹後地方を後にしてひたすら東へ向かい、再び舞鶴市内へとやって来た。いわゆる東舞鶴地区、市役所の西隣りに通称赤れんがパークと言うのがある。全部で10棟ぐらいはあるのではないかと思うのだが、一様に2階建ての実に大きなレンガ製の建物が並んでいる一画がある。その中庭の一番海側の位置に石橋があるのだが、パッと見には石畳と見分けは付かないほど。今日はお祭りが行われていて表側は大勢の家族連れでごった返していた。