1.宇治上神社参道橋 宇治市宇治山田
太鼓桁 Map
源氏物語で有名な宇治。琵琶湖から流れ出た宇治川の右岸やや上った所に源氏物語ミュージアムがある。その南約200mほどの所に宇治上神社というのがある。かなり初期の頃の神社らしい。その正面には長方形の広くもない池があり、極太桁の参道橋が架かっている。雰囲気はいいのだが、木々が邪魔して全体像が入らない。
2.宇治上神社境内橋
一枚桁
境内に入って右手奥に進むと上の段との間に細い溝が切られている。そこにまさしく一枚岩でできた石橋が架かっている。

ちょうど
10人ぐらいの団体さんが居る。中心の説明役の男性が声を張り上げ、与謝野晶子と鉄幹はここをそぞろ歩き、何とかの・・なんとかかんとか・・何々と謡い始めた。どうやら、与謝野晶子と鉄幹が源氏物語の古里の地で過ごした足跡を辿るグループらしい。要するに、おじちゃんおばちゃんグループである。かつての文学少女に文学青年か。
寒かったこの冬もやっと春である。それにしても随分と大きな声だ。またさすがに良く知っている。
3.黄檗宗大本山萬福寺
  黄檗二代木庵和尚塔所前橋
Map
宇治市五ケ庄三番割
少しずつ北へ進む。三室戸寺は有料とのことでちょん。さらに北へ進むと黄檗宗大本山萬福寺という広大な寺域がある。案内図を見るとさらに広大な感じがする。
総門から入って直ぐ左手に黄檗二代木庵和尚塔所という石碑が立った入り口がある。その前に桁橋がある。
4.萬福寺参道橋
Map
さらに参道を進むと直ぐに細い溝にも桁橋が架かっている。
5.萬福寺天真院前橋
Map
その先を右に曲がると左手が巨大な山門。山門を入ろうとすると入場料を取ると言う。即きびすを返し東を見るとそこにも小さな桁橋がある。その先は天真院。

この季節、何故入場料を取るのだろう。三室戸寺もそうだが、随分と不愉快だ。そもそもお寺や神社が入場料を取るというのはどういう料簡であろうか。ここは特に立派な庭園があるという訳でもなさそうだ。理解し難い世界があるもんだ。こういうのって実に不愉快。
6.関電宇治発電所二ノ尾水路橋 宇治市二尾生津
レンガアーチ Map
滋賀県のJR東海道本線に向かう途中、瀬田川右岸沿いにR3を北上していてふと左手を見ると何やら怪しい物が目に入った。何となくダムっぽいし、水路っぽいし、とにかく近づいて見る。すると全く予期せぬことながら、それは滔々と水が流れる関電宇治発電所用の水路橋であることが分かった。その天ヶ瀬ダム湖面から欠円六重レンガアーチの頂部付近だけが見えているようだ。要石が巨大である。その上には水路本体の巨大な法面がでんと乗っかっている。水路の呑口と吐口のレンガアーチも見事である。それにしてもすごい水量である。あちこち見回したが橋名を示すような物が何も無いので、R3の橋梁名をもらうことにする。
夏のこの時期、たぶん琵琶湖が渇水期を迎えるのと同時に瀬田川への流出量を押さえるのであろう。そのせいか、かつてアーチ付近まであった水量は激減し、川床が見えるまでになっている。大垣からの帰り、時間があったので寄ってみた。
7.関電宇治発電所笠取水路橋 宇治市二尾長瀬-大津市石山外畑町
2連レンガアーチ Map
地図を確認すると確かにらしき表示がある。さらにその200m北にもそれらしいのがある。こちらは現橋の直ぐ上手にほぼ平行に並んでいる。現橋から見下ろすと下の方にレンガアーチ2連が見えている。思わずニヤリである。急斜面を何とか滑り落ちると4重レンガアーチが目の前に見える。
2009.11.14(土)今日は近畿地方南側を午前中低気圧が通過すると言う。確かに明け方近くから雨が降り出した。ただし、その雨も8時頃には音が聞こえなくなった。それを見計らったようにチロが散歩を催促する。
今日は宇治市歴史資料館で開催されている“弥次さん喜多さん京を行く”東海道中膝栗毛完結200年記念特別展というのを見に出かけることにした。これにかこつけて、宇治市の神社寺社のあちこちをうろつくことにする。
8.神明皇大神宮参道橋 宇治市神明宮西
太鼓桁 Map
R256の下を潜ってその先R24から右折、JR城陽駅の東山手をうろうろするも全くヒットしない。そうこうするうちに新田駅東で宇治市R15に出て右折、登って行く。やがて右手に神明皇大神宮の杜。ちょうど坂を登り詰めた所だ。目指すは厳島弁財天。ところが目の前にある橋はどう見てもRC。期待していただけにガックリである。気を取り直して薄暗い参道を進む。すると手洗所の右側に真っ白ピカピカの太鼓橋。できたばっかりという感じだが、間違いなく石桁橋である。きれいではあるが、あまりにも整い過ぎていて面白くない。
9.興聖寺老梅庵前橋 宇治市宇治山田
2径間太鼓桁 Map
宇治川を北へ渡り即右折。宇治川右岸沿いの細道を川上へ進む。以前来た所だ。今日の宇治川は雨が降ったせいかかなり増水しており荒々しい。目的地はその先の興聖寺。WEB地図では水色の長方形の池に2本の桁橋が架かっている。さらに、ここは紅葉の名所でもあると言う。宇治川土手上にバイクをP。長い参道をゆるゆると登って行く。左上で紅葉が始まっている。が、時期尚早。南蛮風の門を潜ってその奥本堂左手から渡廊下を跨いで北側に出ると目の前に太鼓橋がある。その左手下の方にも桁橋が架かっている。ここはWEB地図通りであった。残念ながら橋の奥は工事中で仮設の木製の渡り橋が長々と設けられていて興醒め。太鼓橋は2径間であり、2本の橋脚は、言わば菱形状である。ちょっとした遊び心か。高欄は上段のアーチのみで下段には無い。墓地入口の桁橋は、基礎部が池にはみ出しており、径間は1m強ほどである。
10.興聖寺墓地前橋
世界遺産 平等院
興聖寺の後、バイクの所に戻り宇治川右岸土手上で対岸の平等院を眺めながら、みたらし団子の昼食。98円也。その後、歩いて橋を2基渡り、初めて平等院に入る。入場料600円也。鳳凰堂の両端にある太鼓橋がひょっとして石橋?他にもどこかに?と期待してのことだが、見事に外れた。この時期、午後は強烈な逆光。おまけに、鳳凰堂前の池の東側には結構な木々が植わって視界を妨げており、とてものことではないが、絵葉書にあるような全体写真は望むべくも無い。そもそもここは、かなりの広角レンズで無ければ鳳凰堂の全体像を収めることは不可能である。有名な屋根上の鳳凰も黒いシルエットでパチリ。ここは、さすが世界遺産だけあって国際色豊か。ハングル・チャイナ・青い目、声の大きさでは圧倒的にハングルである。日本人なんて大人しいもの。実に控え目。私は、誤って左回りに回ってしまった。順路では右回りらしい。途中でおかしいなとは思ったが後の祭り。
2014.02.02((土)晴れ 今日はポカポカ陽気。まるで春のよう。この一週間忙しくしていたのだが、昨日で一段落。ちょい用事と息抜きを兼ねて、京都府宇治に三室戸寺を訪ねることにする。三室戸寺は、ツツジ・シャクナゲ・アジサイ・ハス等の花で有名である。ここに石橋があることは分かっていたのだが、入山料の500円が高過ぎると思って、入口まで来たことはあったが中に入ることは無かった。
14.三室戸寺新羅大明神前橋
Map
宇治市莵道只川  とどうただかわ
受付で500円也を払い、中に入ろうとすると、早速受付の対面に鳥居とその前に桁橋があった。元々は中にあったものらしい。
15.三室戸寺薬師如来前橋 宇治市莵道滋賀谷
1枚桁 Map
新羅大明神から100mほど参道を進んでやっと朱色の山門。その山門を入って直ぐの左手に小さな桁石が2枚。お堂には薬師如来とある。
16.三室戸寺池泉庭園西口橋 17.三室戸寺池泉庭園東口橋
1枚桁 Map 1枚桁
メイン参道から右手に反れると左手には見事な石庭(枯山水庭園)があり、右手には東屋が建っている。その東屋の下の方に池泉庭園が広がっている。東屋の西側と東側に出入口があり、それぞれ1枚橋がある。
18.三室戸寺池泉庭園南橋 19.三室戸寺池泉庭園中央橋
2径間桁 1枚桁
池泉庭園は、東西に広がる傾斜地の一番下に細長く池を配し、中央に島を置き、池の周囲を回遊できるようになっている。私は西口から降りて、左回りで東口に登って行った。残念ながら順路は池の周囲だけで、島には近づくことはできない。この島の南側に2径間桁橋、北側に1枚桁橋。そのさらに北側上段にも1枚桁橋。以上の3橋は見るだけ。そして、順路の東端とその先一番北側にもそれぞれ1枚桁橋がある。
20.三室戸寺池泉庭園北橋 1枚桁
21.三室戸寺池泉庭園順路東橋 22.三室戸寺池泉庭園順路北橋
1枚桁 1枚桁
23.三室戸寺十六羅漢の庭橋
1枚桁 Map
池泉庭園東口を出てさらに登って行くと右手にまたまた枯山水庭園が広がっている。案内図によると十六羅漢の庭と思われる。この向かって左側の白い流れの上流部を遠望すると自然石極太桁が見える。上の段にある鐘楼の辺りから、木の間隠れに見降ろすことができる。
三室戸寺-龍
24.三室戸寺鐘楼前橋 25.三室戸寺鐘楼南橋
3枚桁 Map 1枚桁
長い石階段を登った上段に本堂を初めとしたいくつもの建物が建っている。龍の撮影を終えて、本堂右手に進むと鐘楼があり、その左手に3枚橋、右手通路に1枚橋がある。
26.三室戸寺三重塔西橋 1枚桁 Map
鐘楼のさらに奥には三重塔がある。その三重塔の手前も枯山水庭園風の一画となっており、白い自然石1枚橋が架かっている。
28.宇治塔川町橋1号 / 29.宇治塔川町橋2号
桁 / 桁 Map 宇治市宇治塔川
白山神社を後にして宇治川へと下って行く。この宇治川は、直ぐ上流は瀬田川と言う名称で、要するに琵琶湖から流れ出ている唯一の川である。一般に九州や近畿圏の南側では冬場は水量が少なくなると思っていたが、目の前の宇治川にはまるで洪水時のように大量の水が流れている。思うに、琵琶湖周辺での積雪の影響かと。川沿いに下って行くと平等院の直ぐ東側に行き当たる。ちょうど宇治川に中洲がある所で、土産物店等が立ち並んでいる。この時期でも大勢の観光客が歩いているが、良く見ると、道路と歩道との間にちょとした緑地スペースがあり、そこに2基の桁橋が架かっている。
30.宇治紅斉町橋1号 / 31.宇治紅斉町橋2号
1枚桁 / 1枚桁 Map 宇治市宇治紅斉 うじこうさい
宇治川の中州を越えて宇治上神社へと向かう。約7年振りの再訪である。さらに神社から北にある源氏物語ミュージアムへと続く散策路を歩いて行くと、右手が休憩所風になっている一画があり、2基の1枚桁が架かっている。
32.山荘中西の石橋1号 Map
さらにその散策路の直ぐ北側には、喫茶店風の建物がある。現地ではどういう建物かは分からなかったのだが、山荘中西と言うようである。定かでは無い。その北側にはアーチ門があり、何気無く中を覗き込むと2枚橋があったので失敬してパチリ。それで、尚も生垣沿いにウロウロしていると、その隙間からもう11本橋があることが判明。でも写真撮影は無理なのであきらめることに。
33.萬福寺境内橋1号 宇治市五ヶ庄三番割
1枚桁  黄檗宗大本山 Map
さらに北へ進み、これまた7年振りで萬福寺を再訪。前回は全く意識していなかったのだが、中へ入ると直ぐ右手に池があり細道が延びている。その中ほどに1枚橋があった。

かわせみ、が居ました。距離は15mほど。木の幹にカメラを押し付けて思いっきりズームしてこの有様
萬福寺金成不動尊-龍

全然怖くない、おどけた表情の龍
34.許波多神社北橋 こはた
Map
宇治市木幡東中
萬福寺を出てさらに北へ向かうが、14時を回って陽が西に傾き、そろそろ見切りを付けなければならないので、戻りはJRを使うことにし木幡駅まで行くことにする。駅の直ぐ北側には許波多神社があるので何かあればと思って向かうと、神社北側の細溝に2枚橋が架かっていた。
この細溝は線路を潜っているのだが、見た感じ
RCアーチのような感じである。少なくとも覗き込んだ限りではレンガ色は見えない。
と言うことで、日没後にバイクショップに辿り着くと32,000歩。約20km歩いたことになる。
2013.09.26(木)晴。 バイクの電源系の修理の必要がある為に再びバイクショップにやって来た。修理には日数を要するとのことでバイクを預け、徒歩でその付近を探索することにする。今日は、NAVIを手に持っての歩行ナビである。自宅で、可能性のある所を数ヶ所、地点登録しておき、バイクショップを出てから案内をスタートさせる。歩行モードの場合は、自転車がやっと通れるぐらいの細道でも案内してくれるようだ。
11.大久保町橋
Map
宇治市大久保町北ノ山
近鉄大久保駅の南西にある武内旦椋神社へと向かう途中、案内に従って細道を歩いていると、左手に立派な塀が現われた。すると塀の中央部にこれまた立派な門があり、その前に細溝を跨いで石橋がある。石橋自体はどうと言うことは無いのだが、石橋の両端にどういう謂れの物か分からないが、変わった形状の石碑様の物が置かれている。妙に存在感があり、個人宅であるが計上しておく。
12.心華寺境内橋1号 13.心華寺境内橋2号
1枚桁 / 2本桁 Map 宇治市神明石塚
武内旦椋神社は空振りに終わったので、大久保駅を東へ抜けて、今度は少し北の方にある心華寺へと案内をスタートさせる。WEB地図に表示されている池を跨ぐ橋の存在が気になる。境内に入ると、お寺と言うより大きな幼稚園と言った方が正解のような、とにかくやたら幼稚園関係の建物が目立つ。ちょうど中央部付近に藁屋根の門があり、その奥へと進む。すると、庭園と言うほどのものでは無いが、庭の一画を細溝がコの字型に配され、チロチロと水が小さな池に流れ込んでいる。その流れを跨いで、上流側に円弧桁1枚橋、下流側に2本桁橋が架かっている。で、肝心のWEB地図に表示されていた橋はRC製だった。ま、そんなもんか。
2015.01.13(火)くもり ちょと遅いが今年の仕事始めである。正月明けからずっと不安定な天候が続いていて、なかなかバイクで出かけるような気分にはならなったのだが、今日はバイクの4年目の点検日。意を決して重くもない腰を上げ曇り空の中、朝一でR24を京都は宇治市へと向かう。
27.白山神社参道白山橋 宇治市白川娑婆山
2径間太鼓桁 Map
バイクの点検作業自体はそれほど時間はかからないのだが、バッテリーのフル充電に時間がかかるとのことで、完了するのは夕方の5時頃とのこと。それまでの6時間強をいつものように近くのウォーキングに充てることにする。まずは、バイクショップからはほぼ真東方向約5kmにある白山神社。NAVIを頼りに歩き始めるが、平面地図とは裏腹にこのルートはかなりの標高差があり、住宅街の中を延々と登って行く羽目に陥る。そして最後は奈落の底に滑り落ちるかの如くの超急坂の下り。なんてこったぁ、とは思うもののやっと白山神社に到着。所要時間約1時間半。鳥居の向こうに太鼓橋が架かっている。