1.住吉大社表南参道橋 大阪市住吉区住吉2丁目
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住吉大社は、南海本線住吉大社駅の東側にあり広大な敷地を誇る。参道の前には、いわゆるちんちん電車の阪堺線が走っている。その阪堺線から大社に向かって、南・中央・北の3本の参道が延びる。それぞれにほぼ真平な桁橋が架かる。南側にも参道があり、小さな桁橋が架かっている。
2014.12.08(月)晴れ 今日は東淀川区柴島にある美しいレンガ製の建物“水道記念館”の撮影が主目的である。そのついでに四天王寺本坊庭園を覗いてみる。
15.大依羅神社南参道橋
桁    おおよさり Map
大阪市住吉区庭井2丁目18
大阪平野を東西に流れる大和川の北側には大阪市立大学、その少し東の方には阪南高校がある。この阪南高校の敷地を南北に貫くようにして大依羅神社の南参道が延びている。参道の終点にある門前には立派な円弧桁橋が架かっている。
6.住吉大社太鼓橋 7径間多脚式太鼓 Map
中央参道を進むと、でーんと際どく聳える太鼓橋がある。巨大な太鼓橋である。大宰府の太鼓橋も結構大きいが、こちらの太鼓橋はさらに上を行く。松の緑と朱色の高欄がグレーの地肌の中で映える。いわゆる、多脚式太鼓橋である。幾何学的な機能美を感じることができる。橋脚や横桁は角石柱だが肝心の橋桁の材質が石ではないような気がする。橋脚同士を格子状に連結する白い水平桁がアクセントとなっている。踏み板は木製で、始点終点は急な階段となっている。まずお年寄りは降りる際には高欄を支えにしなければ踏み外すに違いない。登りは何とかなるが、私も下りは注意しながらゆっくりと降りた。とにかく見事な太鼓橋である。擬宝珠は12個付いている。
13.浅澤神社参道橋
2径間桁 Map
大阪市住吉区上住吉2丁目11
住吉大社南東端角を1歩出た辺りに浅澤神社というのがある。何やら曰くつきの場所らしい。何と万葉集の昔からの歴史があるらしい。ここら一体は湧き水が豊富で大きな池であったようで浅沢と呼ばれていた。奈良の猿沢の池、京都の大沢と並ぶ近畿の名勝の地である、との説明書きがある。今もそういう雰囲気は残っている。その浅澤神社へ渡るのに2径間桁橋が架かっている。親柱には、遊嘉里橋とある。ゆうかり、であろうか、それとも ゆかりであろうか。
5.住吉大社表北橋
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北参道のさらに北側にも小路があり、そこにも桁橋が架かっている。参道という雰囲気ではない。
2.住吉大社表中央参道橋 Map
当然ながら、中央参道が一番広い。
3.住吉大社表北参道橋 Map
4.住吉大社南参道橋 Map
8.住吉大社境内南橋 4径間桁 Map
南橋の方がやや小振りである。
14.浅澤神社北橋
浅澤神社の北隣には背の高い立派な石灯籠?石碑?があり、そこへ渡るのに桁橋が架かっている。小さいが立派な高欄が乗っている。
7.住吉大社境内北橋 4径間桁 Map
太鼓橋の架かる池は南北に細長い長方形をしている。その両端部近くに、多脚式桁橋が架かっている。どちらも4径間であり、極めてゆるくアーチを描く。何となく真平な桁橋よりアーチ気味になっている方が見た目の安心感がある。
9.住吉大社神館前橋 Map
境内南橋を渡った突き当りがちょっとした門となっており神館と書かれた木札がある。その門の手前にも目立たないが桁橋がある。
10.住吉大社船玉社前橋 Map
神館に向かって左隣には小さいが朱色も鮮やかな船玉社がある。そう、ここ住吉大社は舟(海)の守り神なのである。その船玉社の前にも小さな桁橋が架かっている。
11.住吉大社石舞台橋 多脚式桁 Map
船玉社左手より境内に上がり、真っ直ぐ奥へ進む。60m程進んで右手の門から南側に出る。目の前に広い石畳が広がっている。下は池だ。中央部は50cmほど真四角に盛り上がっている。案内板に拠ると石舞台とある。こういうのは初めて目にする。ここで何か演じるのであろうか。一応、多脚式桁橋として計上しておく。
12.住吉大社御滝前小橋
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石舞台から、とにかく一番奥(東端)へ向かう。池の奥薄暗い中に御滝というのがある。これが良くは分からないのだが、何か祭礼の時は、ここから水が流れ落ちるような仕組みになっているのであろう。それが池に注ぐ所にも小さな桁橋が架かっている。