2015.02.15(日)くもり・小雪・弱雨 大阪府の地図を良ーく見ると、最北端が北に向かって異様に飛び出ているのが見て取れる。ここは豊能郡能勢町。ここに古い桁橋が眠っていると言う。今日は、前日予報では晴れだったが、奈良を出る時既にくもり状態。そのうち晴れるのだろうと思いつつ、大阪中央環状線を快調に北へ向かって飛ばす。近畿道の真下を通るこの中環はほとんどが立体交差で、信号が非常に少ない。従って、アベレージが高く、休日の早朝はまるで高速道路然としている。
1.能勢街道野間中東橋 豊能郡能勢町野間中
茨木でR14に入りなつかしいイオン前を通過、さらにR171にちょい乗りしてその先、R110を北上する。クネクネ細道をドンドン登って行く。なんと、山手に入ると周囲は積雪状態。おまけに雪が降って来るではないか。一体全体天気予報はウソだったのか?と、怒りつつも慎重に北上を続ける。途中、何か無いかと能勢妙見山に寄ってみたが、はっきり言ってちょとした吹雪状態。おまけに何も無し。気を取り直して下山し、野間峠を越えて北へ下って行く。そこから1km程下って、左ヘアピンを抜けて直線に入ったその先、左下の谷川に旧道が横切っている所があり、桁橋が残っているのである。全くの廃道だが、石積橋台と併せ見事な桁橋である。
2.能勢街道野間中西橋
豊能郡能勢町野間中
さらにその先1km程下ると、今度は道路下を谷川が横切っている所がある。下流側からアプローチ。すると、RCBOXの奥にこれまた石桁がビッシリ。こちらは奥行きが長く、見事である。
能勢妙見山-龍 豊能郡能勢町野間中
3.岐尼神社参道橋  きね 4.岐尼神社拝殿前橋
桁 / 桁 豊能郡能勢町森上
能勢町中心部を過ぎ、西の方、長谷地区を目指す。その途中、右手に神社があり、入口に長々と桁石が敷き詰められている。さらに、境内を突っ切った先、拝殿へと登る階段下にも桁橋。
5.長谷の石橋  ながたに 6.西田橋
桁 / 桁 豊能郡能勢町長谷
長谷公民館の南東側水路に古い石橋が移設されているとのネタをつかんでやって来たのだが、その公民館前に来ても、南東側水路がどれを指しているのか初めての者にとっては分からない。で、私には公民館手前にあった石橋風の部分が気になってしょうがない。まずは、ここをチェックと思い、細溝に降りて覗き込むと、なんとなんとため息が出るほど立派な桁石がゴロゴロと並んでいるではないか。
シメシメと思ったものの、肝心の西田橋とは違うようである。そこで、公民館の前に広がる駐車場広場の奥に向かってみる。すると、そこにあった。何となく一種異様な雰囲気の形状・輪郭をしているが、これが西田橋である。その異様さの原因は説明書きを読んでいてなるほどな、と納得。
ま、地元の人には公民館より南東側の水路で分かると思うが、できれば、公民館駐車場広場の奥の水路、とした方がより分かりやすい。要するに、公民館からはかなり距離があり見えにくいのである。
野間の大けやき 豊能郡能勢町野間稲地

樹齢1000年
蓮華寺-龍 豊能郡能勢町今西