1.恩智神社参道橋(一橋) 八尾市恩智中町5丁目
桁  おんぢ Map
R170をうろうろしているうちに神社案内板を発見。東の山手を目指す。どんどん登る。ほんまにこの路でええのんかいなと心細くなる頃入口に到着。擬宝珠付の高欄が目に付くがパッと見には橋という感じではない。でも何となく石桁が見えている。どうやら下流上流共にRC橋が架かり、上流側の高欄はRC橋の幅員を確保するために神社側に大きく移動されたらしい。親柱の裏には、いちのはし、と彫られている。で、これが一の橋なら、二の橋があるかもとぞっとするような階段を根気良く登る。結局だまされた。が、おかげで体がポカポカで風邪が楽になってきたような気がする。
2.教興寺境内橋
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八尾市教興寺7丁目
下って、北へ向かう。この辺り、土地の人はよくもまあ間違わずに我が家へ辿り着けるものだなあと感心するほどの迷路である。おまけに狭い。いいかげんうんざりするが、下手にこんもりと杜が見える。下ってみると教興寺というのがある。立派な門である。空の上から覆いかぶさってくるかのようだ。門の向こうに桁石が見えている。入ってみると小さな池があり、そこに架かっている桁橋であった。
2009.10.17(土)くもり、雨、晴れ。今日は気圧の谷の通過で昼頃から夕方にかけて雷を伴うにわか雨が降るという予報。湖北方面探索は当然あきらめ、午前中の数時間でどこか、ということになり、またまた森野様より頂いていた情報の中から信貴山口駅北の不安定な桁橋を訪ねることにした。柏原市の築留二番樋の後北へ向かう。
3.恩智中町橋1号 4.恩智中町橋2号
桁 / 桁 Map 八尾市恩智中町4丁目 Map
柏原市平野からさらにくねくねと北へ向かっていると、立派な鳥居の前に出た。見上げると恩智神社とある。この鳥居は実に存在感がある。形式的には、安芸の宮島の厳島神社の鳥居と同じ部類に入るであろう。その筋の人にはたまらない存在かもしれない。その鳥居の直ぐ東側、來恩寺の門前横に桁橋がある。さらにその50mほど東側にも3枚ほど石桁が見えている。
5.楠稲荷大明神前橋 八尾市服部川9丁目
3径間太鼓桁 Map
そして、今日のメインの森野様ご推薦の不安定な桁橋である。ここは迷った。信貴山口駅の直ぐ北側だからと高をくくって行ったのだが、なんせ道は狭いしくねくねと実に複雑で、どこをどう走っているのか全く分からない。随分と行き過ぎ、また戻り、やっとの思いで辿り着いた途端にポツポツ雨が落ちてきた。あわてて撮影する。森野様が不安定と感じたとのこと、妙に納得。6本の橋脚が微妙に直立ではなく、太さもまちまち。橋板も隙間だらけ。一応、高欄も乗っているのだが、これまたよれよれ。おまけに向こう側の石垣は崩れかかっている。ただし池とのバランスは悪くない。これだけの大きさの池は、むしろ大きな神社でもそうざらには無いと思われるほど中途半端に大きい。問題は、この橋がその先にある神宮寺の参道橋なのか、それとも目の前の楠稲荷の参道なのかということだが、写真にこれ見よがしに写る朱色の鳥居や柵に負けて楠稲荷大明神前橋としておく。
3枚目を撮り終えた途端、急に雨脚が強くなった。ちょうどバイクを停めていた隣のPが空いていたのでだまって失敬する。雨脚が強くなったと思ったのも束の間、一気に土砂降りになった。予定より少し早めだが天気予報は見事に的中。30分ほど雨宿りをし、柿を1個食し、自宅へ向かう。ところが奈良県側に入ると雨が降った形跡は無い。なーんだと思ったものの自宅へ着いた途端に土砂降りとなった。奈良県側も予報通りのようだ。
9.しんはし
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八尾市本町3丁目10
安中町5丁目公園を後にして、ほぼ真北に当る本町界隈に向かう。この界隈のどこかに古い石桁橋が残されていると言う。ただしそのズバリの場所は不明。中央にある慈願寺の南・東・北と全ての道をチェックするも何も無し。本当に存在すのだろうかと心細くなりながら最後の西側に入って行く。すると、右手Pの一画に確かに石桁が残されている。その少し離れた所には親柱も残されている。
10.新𣘺・志んはし
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八尾市東本町1丁目3
本町の探索を切り上げて、市役所の東側東本町1丁目へと南側から入って行く。すると100m程先で親柱付きの古い高欄が見えてくる。下を覗くも、石桁があるようには見えない。たぶん、両端の高欄が乗っている桁だけが当時のままで、石桁橋本体はRC版桁に架け替えられたものと推察する。ただし、石桁橋として計上しておく。
11.許麻神社厳島神社前橋 八尾市久宝寺5丁目4
2径間桁  こま Map
市役所を後にして、西の方久宝寺5丁目へと入って行く。一方通行がうるさいが、久宝寺交差点の北側少し入った所に許麻神社がある。WEB地図上でひょっとしたらと思っていたのだが、本殿北側の四角い池の中に厳島神社があり、思った通り石桁橋が架かっていた。
12.近松山顕証寺本殿北橋
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八尾市久宝寺4丁目4
許麻神社にバイクを置いたまま東隣りの顕証寺へと歩いて行く。北側の通用門から中に入ると、本殿の北西隅に小さな桁橋がポツンとあった。
顕証寺-龍

門の上から怪しい者の侵入を見張っています

鳥の糞で白く汚れています
13.大水路慈願寺通り町橋 八尾市久宝寺4丁目1-4丁目2
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顕証寺のチェックを終えるとこの界隈には予定は全く無いのだが、少し歩いてみる。すると、地図には載っていないが細水路が南北に走っているのを発見。この界隈は何となく街並みがしっとり古風な感じで、雰囲気は悪くない。この細水路だが、案内用の石柱が建っており、なんと大水路と呼ぶらしい。何となくこの大水路を辿ってみることにし、まず一番南側へ行ってみると、スッキリとしたクリーム色の石桁橋が架かっている。これに気を良くして、順に北へと辿ってみると、結局合計で6基の統一された意匠の桁橋を確認できた。バイクを置いている許麻神社へ戻ろうとしていると、案内板を発見。それによると、この界隈は、顕証寺を中心として栄えた久宝寺寺内町と言う特別な地区だったようである。道理で町の雰囲気が独特だった訳である。
14.大水路表町通り町橋 八尾市久宝寺3丁目2-3丁目5 Map
15.大水路馬追町通り町橋 八尾市久宝寺3丁目5-3丁目8 Map
16.大水路米屋町通り町橋 八尾市久宝寺3丁目8-3丁目11 Map
17.大水路大手町通り町橋 八尾市久宝寺3丁目11-3丁目14 Map
18.大水路大手町通り北町橋 八尾市久宝寺3丁目14-3丁目15 Map
19.永代橋 八尾市南亀井町2丁目4-竹渕東1丁目
3径間桁 Map
今日最後の予定は、その名も永代橋。これも場所は不明。昔の亀井村と言う言葉をヒントに、R25と中央環状道路が交差する亀井東近辺と当りを付け、バイクを置いて歩き回ることを覚悟。複雑な形状の横断歩道橋を西側へ越えて、そこから北側へ降りようとして何気無く南側を振り返ると、何となく怪しいような雰囲気がある。さっそく南側へ降りて行くと、降りた目の前の路地の奥に、実にクッキリと永代橋と刻まれた親柱が見えている。これほどのクッキリと彫られた親柱も珍しいと思う。側面には文化三年四月とある。1806年なので約200年以上も前と言うことになる。尚、現在は河道は埋められて緑地・公園となっている。それにしてもうまい具合に一発で探し当てたものである。
2014.09.22(月)晴れ 今日は平日だが天気もいいし、近場と言うことで、東大阪地区に散らばる古い桁橋を追いかけることにする。東大阪には、全くの平野部と生駒山系の西側の急傾斜地と言う二つの両極端な地形が展開する。平野部には小河川や水路が網の目のように張り巡らされ、概して水はけは良くない。一方、生駒山系の西側急傾斜地には、細い谷溝が幾本も流れ下り、どちらの地形にも橋の存在は欠かせない。そんな中、橋に年号が刻まれた江戸時代の桁橋が、分かっているだけでも何基か存在すると言う。
7.栄町橋 八尾市栄町1丁目3
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かつて玉串川に架かっていた橋が教育サポートセンターに保管されていると言うので、まずはそこへ向かう。ところが最後に栄町交差点で右折した所がなんと一方通行の侵入禁止。行場が無くなり仕方なく歩道に乗り上げる。センターは目の前なのだが、迂回すべく強引に歩道上を走り、少し東の方で小路に入り込む。すると何ということ、そこに石桁橋があるではないか。全くの予定外の新規である。その後、センターの敷地内をザーッと見渡すも石桁は発見できず。
2011.03.12(土)晴れ。昨日11日は15:50頃、いつものように仕事でエクセル画面とにらめっこしていたが、何となくめまいがしたような変な気分で、あれっと思った直後、建物がユーラユーラユーラユーラ大きく揺れ始めた。私は16階建てビルの12Fで仕事をしている。それは前後左右に大きく円を描くような奇妙な揺れ方である。みんな仕事どころではなくなり、あわててしゃがみこみ、いつでも机の下に潜り込める体勢で必死に机にしがみつき、いつ終わるとも分からない、今まで経験したことの無い奇妙な揺れ方に耐えていた。
結局、この気色の悪い揺れは、大きくなったり小さくなったりしながらほとんど感じなくなるまでにほぼ
30分近くを要した。地震だぁと思ってYahoo画面を出すと、何と何と驚くべきことに震源は宮城県沖と出ている。ということは、相当な被害が出ていることは容易に想像がつく。私は昨秋買い換えたTV視聴ができる携帯をセットすると、そこには想像を絶する驚くべき映像が映し出されていた。
地震のことは実に気の毒としか言いようが無いが、かと言って私に何ができる訳でも無く、結局、今日も先週に続き、先週確認できなかった
2基の石橋、八尾市の福栄橋と大東市の野崎観音の石橋の再チェックに向かった。
6.福栄橋 八尾市山本町北7丁目8
4径間太鼓桁 Map
先週はちょと情報不足で、福栄橋だから福栄町をくまなく探せば見つかるだろうと軽ーく考えていて、結局途方に暮れてしまったのだが、さらに調べると、どうやら福栄町ではなく、さらに西の方の山本町北の第2公園に保存されているようである。福万寺町三十八神社の西方200mほどの地点である。今日は迷わず到達。公園の北西側から進むと直ぐ右手に見えてきた。親柱と橋板と高欄替わりの桁石を地べたにズラッと並べたもので、橋脚は無い。説明板が立っていて、どうやら4径間太鼓桁橋で、やや東方を流れる恩智川に架かっていたようである。こういう形でも構わないが、とにかく保存されていることには感謝したい気分である。
2014.10.30(金)晴れ 今週末は3連休だが予報によると全国的に雨模様とのこと。そこで今日は平日だが天気もいいし、近場と言うことで、前回9月の東大阪地区に続いて生駒山系の西側柏原市・八尾市に散らばる桁橋を追いかけることにする。柏原市・八尾市には旧大和川の名残の細河川が何本か流れており、その流域には古い街並みが展開している。そんな中、古い桁橋が、何基か残されていると言う。
8.安中町5丁目公園橋 八尾市安中町5丁目10
桁  やすなか Map
柏原市を後にして八尾市域へと入って行く。JR八尾駅の東の長瀬川沿いに細長い公園がある。案内板によると安中町5丁目公園と呼ぶらしい。この公園は、隣を流れる長瀬川が増水した際には一時的にこの公園内に水を引き入れることで水位を調整するのが目的だそうである。ここに現代版円弧桁4枚橋がある。