1.七橋(行者橋)
4径間太鼓桁 Map
葛城市葛木-南道穂
市役所南側の南都銀行の前を南へ、直ぐに高田川にぶつかり右折、川沿いにクランク状に上流へ300m、左直角カーブの右手に架かっている。珍しく看板が立っている。重量制限注意の隣に七橋(行者橋)とある。我が町新庄で初めてお目にかかる、川に架かる石橋である。思わずにやり。我が町にも石橋があったことに安堵。
3本角柱x3列、その上に横桁x3、その上に太い縦桁x3条、その上に横桁をびっしり並べており、現在は橋面はアスファルト舗装である。
2.調田坐一事尼古神社参道壱の橋 つくだにますひとことねこ
Map
葛城市疋田
自宅から歩いて3分。毎日の通勤途中にいつも見ている橋である。この名称、まずは誰も読むことも書くこともできないでしょう。願い事は一事しか聞いてくれない。欲張ってはダメである。「延喜式」神名帳にその名があることからたいそう古い由緒ある神社であることは確かである。奈良時代頃からかもしれない。ということは、・・・気が遠くなるような時が流れている。私が住んでいるこの地がそういう所なのだと言うことを改めて実感させてくれる神社である。
壱の橋は、溝に架かる見過ごすほどのものだ。
4.屋敷山公園桁橋
2径間太鼓桁 Map
葛城市南藤井-新庄
子供を連れて良く遊びに行ってた公園である。橋の上から鯉や白鳥にパンを投げてやったものだ。今日もさっそく白鳥が追いかけて来た。かわいそうだが、今日はパンを持参していない。代わりにこの後やって来た家族連れがパンを投げていたので良しとしよう。
公園中央の池の手前側に2径間桁橋、一番奥にジグザグの桁橋。いずれもかなり新しいものである。
3.調田坐一事尼古神社参道弐の橋
2径間太鼓桁 Map 弐の橋は、池に架かる2径間太鼓橋である。
壱の橋から約30m先。
5.屋敷山公園奥桁橋 ちなみに、ここは屋敷山古墳をメインに公園にしたものである。同時に新庄城跡でもある。隣には文化会館・図書館もあって、私もほぼ1週間に1度は30分かけて図書館に歩いて来ている。
多径間桁 Map
6.長尾神社参道橋 葛城市長尾
Map
この長尾神社も相当に古い。その鳥居の前にちょこんと小さな桁橋がある。ほとんど見過ごしそうだ。ここから日本最古の街道「竹之内街道」が始まる。この街道近くには、あの司馬遼太郎氏の親戚があって子供の頃良く遊びに来ていたそうである。
2009.12.20(日)くもり・雪。17(木)から始まった大寒波。金剛・葛城山系は下から上まで真っ白。そのおこぼれが時折ブワーッと押し寄せてくる。気温自体はそれほど低くは無いのだが葛城山を越えてくる風は身を切るように冷たい。道路に積雪は無いが、車の上や屋根の上や葉っぱの上はうっすらと雪化粧。この土日、寒さに縮み上がりどこにも行かないことにしていたが、さすがにTVも見飽きたので雪が降る中近場をプチッと1時間ほどブラブラ。
7.当麻寺北通用門前橋 葛城市当麻 たいま
Map
自宅からバイクでわずか15分程で当麻寺に到着する。当麻寺の創建は飛鳥時代と言われる。要するに大層古い。曼荼羅・中将姫・牡丹・万葉集等々その筋の人達にとってはたまらない魅力を持った寺である。
東門である仁王門を潜るとなだらかな丘陵地に広大な境内が広がる。
直ぐ右手に門がある。名前は分からないので
北通用門としておく。その門前に桁橋がある。
12.当麻寺本堂東橋 13.当麻寺金堂西橋
Map
講堂と金堂の間を通路は本堂へと向かっている。鐘楼の直ぐ右手には南北に流れる細溝を跨いで桁橋が架かっている。本堂まではまだまだ距離があるが、本堂東橋としておく。 期待に反していわゆる本堂の前に石橋は無い。 講堂と金堂の間をさらに本堂へと進む。講堂や金堂へと上がる階段も階段橋と言えなくも無いが、ここでは止めておく。左手金堂の先にも桁石が4枚ほど置かれている。西塔をバックにパチリ。
2012.12.28(金)小雨。今日は、大阪淀屋橋にある銀行に用事があるので電車で出かける。その後、奈良に戻って来て、駅から歩いて公民館前まで来て、そう言えば直ぐそこにある桁橋をまだチェックしていないことを思い出す。
18.疋田の石橋 ⇒ 撤去架替 葛城市疋田
Map
公民館の西側を小川が流れている。この川に架かっている橋は基本的にRC桁橋であるが、一ヶ所だけ、石桁が残されているのである。2本桁。立派な桁である。下流側に鉄桁橋が追加されている。径間は3mほどもあるので結構な長さである。
2014.02.25(火)晴れ。 241120分、我が家の愛犬チロが3日間意識不明の状態が続き、とうとう息を引き取りました。享年14歳と半年。皆で相談して、人間と同じように葬儀を行い、火葬にして骨を拾うことにしました。幸い、我が家からほど近い所に動物霊園(宝昌寺)があったので、今日の午後、私達夫婦と娘・孫娘の4人出席で葬儀を行っていただきました。
19.宝昌寺境内橋 葛城市竹内
1枚桁 Map
葬儀が終わって、火葬が完了するまでの間を待合室で過ごしたり境内を散策したりして過ごす。チロの骨は当然の如く大変小さい。でも、チロの特徴的な牙は全く生前と同じで、それを見ただけで、アッ、チロの牙ダッ!と分かった。涙を流しながら半分ほどを小さな骨壺に詰める。葬儀場所から待合室へ降りる途中に自然石極太一枚橋があったのでこれを計上する。
2015.03.26(木)晴れ 一昨日・昨日と寒風が吹き荒れていたが、今朝は状況が一変して快晴。風はまだ少し冷たいものの、日差しは強烈だ。今日も自転車で道標の再確認に向かう。
20.南花内町橋 ⇒ 撤去架替
Map
葛城市南花内
御所からの帰り、細道ばかり選んで何となく線路伝いに家に向かっていると、これまでは全く気が付かなかったが、いつもとは逆向きと言うこともあってふと前方を見ると石桁が見えている。土管に交換されているが南側の1本だけ残されたようだ。
2015.05.02(土)晴れ 今日はまるで真夏である。當麻町にあると言う道標を探して自転車でブラブラだったのだが、汗ビッショリである。
21.小川亭庭園橋1号 22.小川亭庭園橋2号
1枚桁 / 2径間桁 Map 葛城市當麻
目標の道標は何となく昔の街道風の細道を進んでいると、あった。その東、ものの50mほどで小川亭と言う料理屋がある。そのPと思しき一画が何となく怪しい。いい雰囲気なのである。Pの奥が庭園風となっており、石橋が見えている。侵入禁止でもないようなので、ソォーッと入ってみる。すると、合計2基の石橋があった。
27.綿弓塚の石橋 葛城市竹内
1枚桁 Map
竹内街道のちょうど中間辺りに綿弓塚と言うのがある。芭蕉ゆかりの史跡とのこと。庭園風の一画があり、円弧桁1枚橋があった。
竹内街道は、かつて、私が堺までバイク通勤をしていた時、朝晩必ず通過していた所。建物は徐々に新しいものに建て替えられつつあるが、雰囲気はまだまだ残っている。
32.笛吹若宮神社参道橋 葛城市新町
桁   ふえふきわかみや Map
ここは、かつて毎週末テニスをしていた頃のコート通いの道。この細道は、おそらく街道的存在だったと思われる。そこここに、いい雰囲気の所がある。
34.新村の樋門橋1号 〜 37.新村の樋門橋4号
樋門桁 Map Map 葛城市新村 しむら
愛宕神社の直ぐ東、南北に水路がある。葛城市の樋門設備は、気が付いた範囲ではほぼ全てがRC製。ところが、何故かこの地区だけに石桁樋門が残されている。やっぱり、RC製は味気無い。
33.愛宕神社参道橋
Map
葛城市新村 しむら
この辺りは、吉野方面に行く時に通るルート。なるべく国道は使わず、信号の少ない交通量の少ない道路を選ぶようにしている。この神社はこれまで全く眼中に無かったが、入口に現代版石桁があった。撮影を終わると、隣の民家のご婦人が現れ、ポケモンですか?
8.当麻寺中之坊前東橋 9.当麻寺中之坊前西橋
Map
北通用門前橋が跨いでいる細溝は境内中央を長く貫く通路の真中を一直線に伸び、何となく境内を北と南に画しているような雰囲気を持つ。その細溝を跨いで似たような2基の桁橋が30mほどの間隔で架かっている。
ちょうどその南側には庭園で有名な
中之坊がある。
10.当麻寺宗胤院弥勒菩薩前橋  そいにん
一枚桁 Map
細溝をはさんで中之坊の反対側北側には千仏院・宗胤院が並んで建っている。その宗胤院では茶粥が有名なのだが、門を潜るとちょっとした庭園になっており、左手には弥勒菩薩がある。その前に一枚橋がある。
この茶粥、メニューをチラと見ると2300円也と見えたのだが、本当だと恐ろしいほどの高値。
11.当麻寺鐘楼前橋 細溝をさらに西へ辿ると金堂の手前に鐘楼がある。その前にも小さな一枚橋がある。ただし、鐘楼ではなく東塔をバックにパチリ。右側の写真は西塔である。
一枚桁 Map
14.当麻寺本堂裏南橋 15.当麻寺本堂裏北橋
一枚桁 Map
本堂の西側裏手はさらに高台の奥ノ院へと続いている。その手前の段が中途半端に空き地状になっており、北側階段下に4枚桁橋、南側階段下に1枚橋が架かっている。北側階段を登ると奥に小さなお堂が、南側階段を登ると真っ白な土蔵が建っている。
17.当麻寺念仏院門前橋
Map
ゆるゆる下りながら南側斜面を探索する。西南院の庭園も入らず。西塔の下から西南院の庭園が覗けるかなと淡い期待を持って坂を登ったが、そうは問屋が卸してくれない。金堂まで下り南側の念仏院へ向かうと門前階段下に桁橋が架かっている。
16.当麻寺奥之院黒門前橋
Map
さらに左手西側奥に向かって通路は延びる。突き当たりには奥ノ院の楼門が見えている。楼門からは進入禁止となっている。この時鉛色の空から突如みぞれ混じりの雪が強い西風を伴って吹き降りて来た。ちょうど黒門前で、門前の桁橋を撮影後、しばし黒門下で休憩。かじかんでくる手をカメラごとポケットに入れて暖を取る。奥ノ院へはさらに階段を登って行くのだが、奥ノ院浄土庭園には今日は入る気にはなれない。
2019.09.29(日)晴れ 暑過ぎたこの夏もようやく終わりを迎えようとしている。昨年までなら、天気がいいと躊躇することなくバイクで出かけたものだが、今年は、何故か危険なものを感じていた。加えて、孫と遊ぶ機会がドンドン増えていき、その反動で石橋巡りはしばし休息状態。今日は、久し振りで我が町でその後見つけていた石橋を総ざらえしておく。自転車でブラリブラリ。
23.白鳳中東橋 葛城市長尾
Map
最近は比較的暑くない早朝にウォーキングを行っている。敢えて普段行かない通りや細道を選んでウロウロ。ここは、何気無く踏み込んでみたのだが、白鳳中学校の南側、葛下川から細水路が分岐する樋門の続きに石橋があった。
2022.07.13(水)晴れ 今年は、梅雨の期間にはほとんど雨は降らず。で、梅雨明け宣言があった後は一転して曇り空続きで時々土砂降り。今日は晴れだが雲が多く、ひどい暑さにはならないと言う。そこで、朝のウォーキングを兼ねて竹内峠まで登り、竹内街道を下りながら街道の脇橋を撮影する。

ここが現在のR166竹内峠、大阪側から東を望む
Map
竹内街道は、堺市の大小路から、金岡、松原市の岡、そして羽曳野市の古市を経て東へ向かい、途中で四つの高野街道と交差し、二上山の南、ここ太子町の竹内峠を越えて、奈良県葛城市の長尾神社に至る約二十六キロメートルの街道です。中世には自由都市・堺と大和を結ぶ経済の道として、江戸時代には高野山や聖徳太子御廟、伊勢神宮、大峰山などへの参詣道として賑わいました。(太子町竹内街道1400年実行委員会)
38.竹内街道の脇橋1号 39.竹内街道の脇橋2号
Map 葛城市竹内 たけのうち
竹内峠から竹内街道(R166旧道)を下り、竹内の集落の西側入口までやって来た。ここから竹内街道の脇にある石桁橋を撮影しながらさらに下って行く。ほとんどが民家玄関前に架かっているが、覗き込まないと確認できないものは省略する。尚、個々の地図は省略する。
40.竹内街道の脇橋3号 41.竹内街道の脇橋4号
綿弓塚 Map
綿弓塚は、竹内集落のほぼ中央付近
42.竹内街道の脇橋5号 43.竹内街道の脇橋6号
44.竹内街道の脇橋7号 45.竹内街道の脇橋8号
46.竹内街道の脇橋9号 47.竹内街道の脇橋10号
48.竹内街道の脇橋11号 お堂と 常夜灯と 道標 Map
49.竹内街道の脇橋12号 50.竹内街道の脇橋13号
51.竹内街道の脇橋14号 道標 街道は左奥へと続く Map
竹内街道の終点長尾神社北側 Map 
竹内街道はここまでだが、街道はここから横大路と名称を変え、奈良盆地の東端まで続く。
52.八川の石橋 葛城市八川 はちがわ
1本桁    長さ約4m Map
53.尺土の石橋 54.尺土池の樋門橋
1枚桁 / 1本桁x2 Map 葛城市尺土 Map
28.伊邪那岐神社参道橋 葛城市南今市
桁   いざなぎ Map
この辺り、時折、キジの鳴き声が聞こえるような所。まだまだ、のどかそのもの。
29.中戸の石橋
Map
葛城市中戸 なかと
私のウォーキングルートは基本的に自宅より山手がほとんど。なるべく坂道を求めている。そこに道の駅があるので、これをからめて様々なバリエーションを辿っている。その道の駅からの帰り道、必ず中戸の集落を抜けることにしている。その北外れ、太田地区との境界に橋があるのだが、石桁が見えている。川底は結構深い。久し振りで三脚を使っての下面撮影。石桁がビッシリ。
30.厳島神社参道入口橋 / 31.厳島神社参道橋
桁 / 太鼓桁 Map 葛城市辨之庄 べんのしょう
ここは、図書館からの帰り道、ほぼ必ず通る所。いつも目にする光景。入口には超極太自然石2枚橋。細い草道参道の向こうに鳥居が見えている。鳥居の奥には細い石橋がある。橋面はモルタル張りのようで石には見えない。太鼓桁は1本物では無く、リブアーチ状。
24.葛城禅寺門前橋 葛城市長尾
桁 / 1枚桁 / 桁 Map
葛下川を少し上流へ辿った所にお寺がある。お寺の南東側を細水路が巡っている。水路はクランク状になっているのだが、合計3基の石橋があった。
25.葛城禅寺南門前橋 26.葛城禅寺南橋