2009.09.19(土)晴。今日から秋の5連休がスタートする。台風の進路が東へ反れることが確実になり、23日の中部・東海方面の石橋探訪の旅を決行する。初日の目標は、恵那市の興運橋である。滋賀県R8からR21に乗り継ぎ東へ向かう。岐阜駅から東は全くの初めてである。各務原市鵜沼を過ぎると異様な雰囲気を持つ木曽川日本ラインが右手に寄り添うように西流する。うわさには聞いていたがこの眺めは圧巻である。美濃太田を過ぎるとR21はその木曽川を南へ渡り、可児市へと入って行く。峠を越えると、織部焼の文字が目に入る。この辺りが織部焼で有名な久々利地区なのであろうか。つい先日、本で読んだばかりである。

1.與運橋 恵那市山岡町田代
3連石アーチ
R21土岐市に降りて行き、R19に左折、瑞浪市へ向かう。瑞浪市街東外れでR20に右折、小里川沿いに南へ登って行く。やがて、R20からR33に入り急坂を登り、目も眩むような高い橋を越えると小里川ダム、そのほとりに道の駅“おばあちゃん市・山岡”というのがある。ここが目的地である。巨大な水車の下に押しつぶされるようにして興運橋がある。水没のためこの地に移設されたようだ。3連とも皆アーチ径が異なるという珍しい形状をしている。片側の橋脚は大きな石に根を張っている。これまた極めて珍しい。残念ながら、手前の無粋な建物のせいで正面から撮影できないのがうらめしい。他にも広いスペースがあるのだからこんな窮屈な場所に押し込めなくてもと思うが、撤去されたまま消えてしまうよりはましだと思い直すことにする。ただ、やはり6時間半もかけてはるばるやってきただけに、なーんだという思いが頭の隅をちょとかすめる。
3.旧市場田川橋梁 恵那市大井町
レンガアーチ(JR中央本線)
小路川橋梁を後にしてその先、中央道の向こう側に市場田川橋梁がある。ここは現代版RCBOXなのだが、ここを潜って東側に抜け北側を見やると、法面からレンガ構造物が突き出ているのが見える。これがオリジナルのレンガアーチなのである。現状はアーチ内部はRCが詰められている。この細い川の流路そのものが変更になったようである。
2017.03.11(土)晴 もうすっかり恒例となったくるまみち隊長との遠隔地鉄道路線橋梁のコラボ探索。これまでの経験から、比較的植生の影響を受けにくく、且つ積雪の影響が少ないだろうと思われる初冬及び初春限定の探索。今回は、JR中央本線の多治見-塩尻間。はてさて、結果や如何に。
2.小路川橋梁
レンガアーチ(JR中央本線)
恵那市大井町
恵那駅の東の阿木川を越えると明知鉄道が分岐する地点がある。その分岐点の中央本線の下にレンガアーチがある。ただし、両側共にピッタリRCBOX拡幅されており、レンガ何層巻きかは全く不明。かなり背が高い。 径間2.45m