興奮冷めやらぬまま穿屋川橋梁を後にして、先ほど気になった所へ向かう。300mも離れていないだろう。やっぱりレンガアーチである。しかも一目でねじりまんぽと分かる。これが小田原川橋梁だろうということで、パイプの上から川底に飛び降り、向こう側に出る。果たして、やっぱり小田原川橋梁である。つまりねじりまんぽが2基並んでいることになる。こちらは先ほどえらく興奮したせいか感動も今一である。現金なものである。穿屋川橋梁に比べるとねじれ方はかなり緩い。斜交角が小さいのか、ややアーチが大きいということもあるのであろう、ねじりまんぽの独特な雰囲気はやや薄い。北側の面は壁面をRCでべったりと塗りつぶしており、それがアーチの上まで及んでいて、本来4重アーチなのだが2重3重にしか見えない。工事関係者もこういう点は気を効かしてほしいものだ。地図上では小田原川ではなく一之谷川となっている。
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