5.養浩館庭園州浜橋 |
6.庭園築山橋 |
桁 |
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福井市宝永3丁目11 |
福井城跡の北東側に養浩館庭園と言うのがある。福井藩主の別邸として造られたものらしい。私は西門から入った。210円也。京都なら500円は取られるであろう。見事な庭園である。水路沿いを進むと、パッと視界が開け、おだやかな池が広がっている。目の前にゆるく弧を描く一枚橋が架かっている。いい雰囲気だ。何となく2径間風に見えるが、元々は単径間である。たぶん、いつの時期か折れたのであろう。橋脚代わりに石を積み上げている。こういう修復の仕方で十分である。右手には州浜。ここから右回りに進むこととし、橋を渡って築山に向かう。築山の途中にも一枚橋。築山の東にも一枚橋。さらにその先、遊歩道に出る所にも一枚橋が架かっている。 |
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7.庭園築山東橋 |
8.庭園北橋 |
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9.庭園遣水橋 |
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そして、最も印象的ななのは、御月見ノ間の南に架かっている自然石一本橋である。これでも橋なの?と疑いたくなるほど低い。この石のすばらしさはどうでろう。思わず右頬がニヤリとする。とにかくその存在感や圧倒的である。こういうのがさりげなく遣水に置かれているのがにくい。長旅の疲れも吹き飛ぶというものだ。
松平春嶽さんも絶賛したに違いない。“うむ、なかなかによきいしじゃ。よはきにいったぞよ”
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10.庭園清廉橋 |
池をもう少しで一周するという西南端に清廉という建物がある。その手前に細い谷を跨いで長い一枚橋が架かっている。珍しく横断キャンバーが付いている。 |
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