2014.09.27(土)晴 今日の琵琶湖の上空には一片の雲も無い完璧な晴天が広がっている。碧い湖面に反射する朝陽が金色に輝いて右頬を刺すように強烈だ。今日も先々週に続き、琵琶湖西側のR161を快適に北上し、福井県嶺南地方に散らばる桁橋を追いかけることにする。
1.丹生神社参道橋 三方郡美浜町丹生
R161を北上し一旦敦賀市内に入る。ここからR27を西へ向かい、日本海が見える所でR33に右折、北へ向かう。左手にはエメラルドグリーンの独特の色合いの静かな若狭湾が広がっている。やがて前方に特徴的な橋が見えて来る。丹生の湾口に架かる関電美浜原発への進入路である。これを左に見てさらに先へ進み、R141が海岸から離れると直ぐに右手細道に入る。目の前に立ちふさがるように木立の壁があるのだが、なんだか様子がおかしい。木立の中は辺り一面山土に覆われていて、いわゆる木立の間に生えているはずの下草が全く無い荒涼とした世界が広がっている。丹生神社があるはずなのだがと、良ーく見渡すと左手に鳥居がポツンと立っている。たぶん、私の勝手な想像だが、極々最近、土砂崩れが起こったに違いないと思う。じゃ、石橋があるはずなのだがと、鳥居の下を本殿に向かって進むと、確かに石橋はあった。しかし、それは土砂の中から掘り出されたような、情けない状態である。
2.高那彌神社参道橋
三方郡美浜町竹波
丹生から引き返し、一つ南の集落竹波地区へと戻って来る。集落の東外れに高那彌神社がある。おそらく、たかなみ、と読むのであろう。参道登り口に円弧桁橋が置かれている。
3.日吉神社参道弐の橋 三方郡美浜町佐柿
竹波地区からさらに引き返し、R27まで戻って、今度は西へ向かう。R27R27バイパスとの合流点の南側には古い街並みが広がっている。この道路を突き当りまで進み小川沿いに上流へ登って行くと右手に日吉神社の鳥居がある。その下に壱の橋が架かっているのだが、これはRC。参道を歩いて木立の中に入って行くと、参道が90度左に折れ曲がる地点に弐の橋が架かっている。上面はRCに覆われているが、中をフラッシュ撮影すると石桁が見えているのだが色が今一ピンとこない。下面だけを見ると木のようにも見えるが。
4.木野神社参道橋 三方郡美浜町木野
日吉神社を後にし、JR小浜線の北側にある木野神社へと向かう。線路を北へ越えると直ぐに鳥居があり参道が始まるのだが、この参道は新しくできた道路で遮られ、ご丁寧なことにわざわざ地下道が造られ、これを潜って行くようになっている。ところが、何のことは無い、潜った先はフェンスで遮られ、それ以上進むことができない。仕方無く、道路を横切って近づくと、そこにもフェンスがある。どうやら猪対策のようである。目の前にあるフェンスの扉の鍵をガチャガチャやっていると外れるようになっている。その奥に小さな円弧桁橋が架かっている。
5.瑞林寺本堂前橋 三方郡美浜町早瀬
6.瑞林寺寺務所前橋 7.瑞林寺お池橋
1枚桁
木野神社を後にして、三方五湖の一つ久々子湖の北側を進み、海と繋がっている水路を越え、迷路のような細道をクネクネと進むと山手に瑞林寺がある。本堂の前と寺務所と思われる建物の前に桁橋。もう1基桁橋があるのだが、今日はその上に靴を干してあったので撮影せず。
瑞林寺-龍

なんとなく、メルヘンチックな感じのかわいい龍です

これでも一応、阿形・吽形と呼ぶのでしょうか