前玉神社を後にして行田市の中心部へ向かう。市役所の少し南側に水城公園というのがある。その昔、織豊時代だが、ここには忍城というのがあった。一面の沼地の中に浮かぶ水城だったようで、城へは沼地の中の一本道しか無く、北条方を攻めた秀吉軍が随分と苦労したという話を読んだ記憶がある。いつか行ってみたいと思っていた所の一つだ。現在では一面の沼地と言うのはさすがに無くなってはいるが、かなりの広さの池を中心とした公園となっている。池の中には悩ましいアーチ橋がある。中国の西湖に架かる太鼓橋を模したものと思われるが、残念ながら石板の張りぼてである。今日はここで昼食である。日当たりのいい東屋でジャムパンを食す。目の前にはカモ?が相当な数居る。ほとんどが日向ぼっこかあるいは昼寝をしている。その向こうにどうやら石桁橋が架かっているように見える。コーヒーを飲み終えて近づくと大きな青石の一枚橋であった。 |