二宮赤城神社を後にし、さらに下って行く。レンガアーチ探索で懐かしい伊勢崎市街をあっと言う間に南へ突き抜けて行く。当時工事中だった所が真っ直ぐな道路として整備されていたおかげで、ややこしい中心部をパスして実に快適に南へ抜ける。その先も少し迷ったが、まずもってスムーズに到着。ここは入口の参道橋を期待していたのだが、既にRCに架け替えられていた。ま、こんなもんかと。では、龍でもと思い、拝殿に近づいて見上げるも何も無い。で、あきらめて戻ろうとすると、何のことは無い、その足元に桁橋があった。近づく時は上ばっかり気を取られていて全く眼中に無いのだから、人間と言うのは不思議なものだ。 |
参道を入った時から、左手が何となく怪しいと感じていたので、戻りに覗き込んでみる。要するに、ここには池があったのではないかと思わせる地面の窪みがあるのである。そして、島状の部分があり、その付け根の所に、モコッと円弧桁が置かれている。奥まで入ると、やっぱり弁財天があった。なるほどな、と思う。それにしても、この円弧桁、実に悩ましい。リブアーチに分類してもいいのではないかと思う。と言うのも、熊本県山鹿市鹿北町に妙見神社参道橋と言うのがあるのだが、これと実に良く似ているのである。まだ、こちらの方が親柱があるだけ立派だと思う。でも、4枚の円弧桁の内1枚はRC製に替えられているのが、玉にキズではあるが。 |