2012.07.28(土)晴れ。仙台市周辺都市部の安いホテルは依然として空きが無い。そこで、少し見方を変えて、多少遠隔地でも、また暗くなっても迷わず到達できる場所として鳴子温泉を選択してみると、これがビンゴ。と言うことで、今回は仙台市を外し、宮城県北部方面の探索に出かけることにする。朝5:10に出発。三陸道利府中ICへ向かう。宮城郡・石巻市の後北へ向かう。
1.柳津虚空蔵尊参道壱の橋・鵲橋 やないづこくぞうそん かささぎばし
太鼓桁 登米市津山町柳津大柳津 やないづ
R61で北上川を東へ越える。さらにR45を南へ向かう。いくらも行かない内に柳津虚空蔵尊の案内が出る。左折。赤い大きな鳥居を潜り、これも直ぐに山手の木立に入り、いきなり道路左手に苔蒸した太鼓桁が飛び込んで来る。正に不動尊の入口だ。取り立ててどうと言うほどの橋では無いが、かささぎ橋と名前も付き、謂れを記載した案内板もある。ただし、案内板まで苔蒸してしまっている。たぶん、ほとんどの人は、その先のPまで行ってそのままお参りするので、この橋の存在自体気が付かないのではないかと思われる。
興福寺・六角堂-龍 登米市南方町大嶽山 みなみかたまち

お寺の中に、ちょと異国風の白い六角堂があります
木々が密集していて撮影ポイントがありません

狭い隙間に潜り込んだ龍
10.旧水沢県庁記念館前橋 登米市登米町寺池桜小路
登米の街並みは、ズバリ、小京都。これがなかなかにいい。それは北上川に架かる登米大橋を越えて一歩街中に踏み込んで即、オヤッと感じるほどだ。まるで学生時代に住んでいたなつかしい住処へ戻ったような、そんな錯覚を起こさせる、登米の街。そのほぼ真ん中に、旧水沢県庁記念館と言うのがある。門柱には難しい字が書かれているのでとてもじゃないが読めない。その門前に石桁橋が架かっている。その昔、この辺りは登米県であったらしい。
2.柳津虚空蔵尊参道弐の橋
登米市津山町柳津大柳津
一応、かささぎ橋を渡って石畳参道を歩いて見ると、何のことは無い、直ぐその向こうにそれこそ全くの苔橋みたいな桁橋がある。一応石桁橋である。基礎部はRCで三角状に当て盛が施されている。余程薄い板厚が頼りないと思われたのであろう。確かに長さに比べて厚みが無い。
3.柳津虚空蔵尊弁財天前橋
1枚桁
登米市津山町柳津大柳津
境内に入って左手に小さな池がある。そこの弁財天に向かって、赤い手摺の1枚橋が架かっている。RCかとも思ったが石桁である。
柳津虚空蔵尊-龍

白っぽい水晶玉のような玉です

ネェーネェー、私達の玉って、なんでこんなに小さいの?
んだやなー、したが、こんな大きな玉は持てねーぞぉ

ふーん、でもぉー、やっぱりー・・・
4.横山不動尊参道加茂川橋
太鼓桁
登米市津山町横山本町 もとまち
ここは龍の撮影目的だったのだが、門を潜ってその向こうに太鼓桁橋が見えた時は思わずニンマリ。親柱には加茂川橋とある。太鼓桁は3条のようだ。
5.横山不動尊薬師橋 6.横山不動尊弁天堂前橋
太鼓桁 / 太鼓桁 登米市津山町横山本町
加茂川橋を渡ると目の前に大き目の池がある。向こう側へ回り込むと中央にあるのは薬師堂のようだ。そこへ渡るのに赤い高欄の橋が架かっている。見ると橋板が、ちょうど橋板の幅ほどの隙間を開けてパラパラと並べられている。薬師橋である。仙台市太白区富沢の多賀神社で初めてこの手のタイプの太鼓桁橋にお目にかかって以来2度目である。しかし、隙間は多賀神社の比では無い。さすがの私も、桁の中央を踏むことは憚られた。そして、その薬師堂池の東の方には細溝に囲まれて弁天堂がある。私的には弁天堂は池の中と言うのが一般的なので、薬師堂と弁天堂は位置が逆なのではとかなり違和感がある。ところがところがこの弁天堂の前にも隙間だらけの太鼓桁橋が架かっているのだ。しかも、長さはうんと短いのに超極太桁である。変わっているのは、橋板にはそれぞれ2ヶ所ずつ四角い穴が開けられているのだ。なんなんでしょうね、これって。ここも私は極太桁の上を歩きました。いやはや所変われば品変わるだが、それにしても、一体全体どういう謂れがあるんでしょうかねー。
7.横山不動尊西橋 登米市津山町横山本町
不動尊の西側には大徳寺がある。不動尊の西側の池のほとりを大徳寺へと向かう。すると何やら怪しい橋がある。何となく石橋ではないかと思う。この道は池と小川に挟まれた形なので、狭い所を見計らって思い切って小川を飛び越えると、やっぱり薄い石桁であることが分かる。
横山不動尊-龍

あまり怖そうでは無いですが

珍しく全体像がきちんと成形されています

波がうるさいですが、ここはいずれも見事です

One Cupと比べて、大きさが分かると思いますが、かわいいもんです
大徳寺-龍 登米市津山町横山本町
8.養雲寺西水路橋1号 9.養雲寺西水路橋2号
桁 / 桁 登米市登米町寺池道場 とよままち どうば
養雲寺にはWEB地図上で参道橋の可能性があったのでやってきたのだが、それは外れてしまった。でもこの用水路の存在が妙に気になって、上流へ向かうと直ぐに三角形状の沈砂池風の溜まり場がある。その入口・出口に桁橋がある。三角形の奥にも1本あるのだが、これは止めておこう。
本覚寺-龍 登米市登米町寺池道場
登米神社-龍 登米市登米町寺池道場

長い階段を登って

またまた階段を登って
弥勒寺-龍 登米市中田町上沼弥勒寺寺山 うわぬま

大分暗くなってきました。屋根下に3匹居ます

羽が生えています

関東方面とは一味違う独特の雰囲気です

結局3匹共羽が生えています